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ゼネストその3 ~みんな遊んでいる編
 今日も西ベンガル州はストライキ。おかげで市場もお休み。せっかくかんかん照りの中を歩いていったのですが、こういうことを想像出来ない不慣れな生活では、仕方がありませんね。
 さすがに路肩で野菜や果物を並べる人はいましたが、満足できる買い物も出来なさそうだったので、何も買わずに戻ることにしました。それでも途中で最近お気に入りのお寺での昼ごはんを済ませて帰ってきて、満足のいく外出です。

 その行って帰ってくる道すがら、クリケットに興じる人たちをいくつも見ました。そうか、ストライキで車が少なくなるので、絶好のチャンスなのですね。
 我が家のすぐ近くに、こんな時に走れないタクシー車がたくさん停まっている道があるのですが、そこでも大いに盛り上がっているようです。僕がちょうど通り過ぎるところで、飛ばした球がそんなタクシーにぶつかりました。それでもお構いナシ。
 なんだか、平和です。

 この雰囲気を、カトマンズで過ごしている時にも感じたことがあります。
 マオイスト、国王独裁、政党問題などで揺れていた時期ですが、ゼネストなどで車が走らない時には、路上でバトミントンをしたり、フラフープに興じたり、自転車を乗り回したり、いつもどおり芝生に座り込んでお喋りする人などを、普通に見かけました。デモ行進も、子どもも交じってカンカン太鼓を鳴らす様子は、どうも楽しそうでなりませんでした。

 こんな人たちは、やはり心の根っこが平和なのだと思います。そんな人たちが集まったあたり前の様子は、のどかなに見えます。日向に干されたトランプには、つい吹き出してしまう。
 以前読んだ本に書かれていたのですが、インディオのあるグループには「幸せ」という言葉がないのだそうです。当然の普段があるので、「幸せ」や「不幸」という概念そのものがないのだとか。それに通じるものがあるのかもしれません。

 政情不安で危険、確かにそれも一理あるかもしれませんが、わきまえて慎んだ行動さえ取っていれば、奇妙さも不気味さもありません。
 羨ましい、とは思いませんが、やはり何かおかしいのかも、と自分のことを振り返らざるを得ない気持ちになります。


(ゆ)
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