ちょっと退屈な日々

2008,01,14, Monday be here now by : なんち屋 　日本でも報道されたようですが、先日、インドの有力財閥系のTata Motrosが、世界最安の乗用車“(Tata) Nano”を発表しました。“People's car”ということで、新興国市場で大きなマーケット・シェアを握る可能性があるとのこと。 　以前訪れたヴィクトリア記念堂の展示で、かつてのコルカタの古い都市計画地図を見たのですが、市街の道路骨格はそのときのままで、細かな道々も現在僕が所有している地図に合致するものが多くありました。その日歩いてきた道も、古い地図の上で辿ることが出来ました。同じく展示されていた、街の様子を描いた絵画の中にも、「あれ、ここ通ったことがある」と記憶を思い起こさせる風景があります。 　地図はイギリス領時代のものですから、100年以上前のものだったかも知れません。もっと新しいものかも分かりませんが、いずれにせよ、車が無い時代のもののはずです。 　ということは、車が走ることを前提に設計・計画されたものではないということです。 　コルカタで生活する人間として、少し不安になります。 　現在も、特にタクシーなどの業務用車は古いエンジンを積んでいるようで、真っ黒の排気ガスを撒き散らしています。新しい車が安く、比較的クリーンな排気ガスしか出さないとしても、積極的に乗り替える人はどのくらいあるでしょうか。いや、そのような想像は出来ません。 　つまり、車の台数が今より増えるのです。 　黒の排気ガスだけでなく、そもそも埃の多いこの街では、ちょっと買い物に出て帰っただけで、鼻をかみ、うがいをすれば、何かしら黒いものが出てきます。埃を巻き上げているのは、やはり自動車ではないかしら。 　公共駐車場など当然ありません。駐車違反を取られることもあるようですが、皆気軽に路上に駐車します。渋滞も毎日起きています。車が増えたら、どうなっちゃうんでしょうね。よい想像が出来ません。 （ゆ） | ちょっと | comments (2) | trackback (0) |

コメント ロベルトさん コメントどうも。こちらこそ、訪ねてきてくださってありがとうございます。またお会いできるのを楽しみにしています。 車のことについてはやはり考えさせられます。僕自身も確かに、この流れに乗って生きているはずなので、批判までは出来ないのが残念ですが。 またたまにでも、お立ち寄り下さいね。 | なんち屋（ゆ） | URL | 2008/01/15 11:56 AM | mEo0XITc | 先日（三日）はコルカタでお世話になりました。 僕の経験上、コルカタの交通事情は衝撃的でした(笑)特に道路を横断する際にはひやひやもので、確かにあれ以上車が増えてしまうと大変でしょうね…。ある日の夕方、チョウロンギ通りが車でギュウギュウになり、なかなか渡れなかったのを覚えています。 領事館前も車がバンバン走っていましたが、お気をつけ下さい。 | ロベルト | URL | 2008/01/14 11:49 AM | wetCgrdQ | コメントする name: email: URL: comments: Cookieに登録

この記事のトラックバックURL http://doratomo.jp/~nancha/ordinarylog/tb.php/61 トラックバック

PAGE TOP ↑