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僕にとって
  

 旅行経験のあまり多くない僕ですが、二度足を踏み入れたことのあるのは、ネパールだけです。

 規制やルールで規定されなければ、人間は優しく、面白くなることが出来るような気がします。
 歩く中で出会う、ゴミ捨て場でごみを集める少年たちや、迷い込んだスラムで家に向かいいれてくれたおじさんたち。スケッチをとっていると知らず知らずに背中に集まっている人々との思い出は、僕にとってとても豊かです。それまで出会ってきた日本農山村のおじいちゃんやおばあちゃんに通じるものがあり、また、東京原宿表参道の道売りの成り立ちにも通じます。
 そして、こういった人々を『開発』や『計画』のファインダーから覗くとき、いかに多くの部分を切り落としてしまうものかと、思います。

 また、人間一人に出来ることは、とても小さいのかもしれません。
 大きなことをやっているようで、それは、あるフレームを設定した上で成立するものに過ぎず、全体をあらわしているわけではまるでない。あるいは、人間一人に出来ること、その質量は、誰もほとんど同じところからはじまる、と言い換えられるのかもしれません。

 もちろん大きな仕事や『開発』の仕事を否定しているわけではなくて、僕ならこのくらいの考えを持ってどの仕事にも臨む、というものです。

 僕にとってネパールは、このような考えを持つきっかけになった地とも言えます。今回の旅は、今この立場から、見える風景や到る想いを確かめに行ったようなものでした。
 Patanの古い町並みは相変わらず美しく、改めて新鮮な気持ちを喚起させてくれました。

いくつかお伝えする前に、まず僕にとってのネパールについて、触れさせていただきました。


(ゆ)
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