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寄せては返す
 思いがけず仲良くなる人というものがあるもので、この日我が家へ訪れてくれたDamayantiとBedantaというカップルはまさにそんな友人です。どういうことかと言うと、(う)が生まれるとき、(わ)が分娩室で時を同じくして、しかもかって勉強していた日本語が堪能なDamayantiと居合わせました。彼女に「日本人ですか?」と話しかけられたのがきっかけという人たちです。
 彼女たちの子どもは(う)の13分後に生まれました。その子も連れて3人での来訪です。

 以前から、お誘いはたびたびしてきていました。彼女たちの子どもの呼び名は「Gogol(ゴゴル)」と言うのですが、11月に我が家へいらっしゃったお客さんが書道師範をお持ちとのことで、お願いして「命名 梅音」と「命名 ゴゴル」と和風の用紙に書いていただき、それをかねてから彼女たち本人に渡したいと願っていたのです。
 彼女たちは現在、ムンバイ(ボンベイ)に住所を置いており、コルカタで出会えたのは、お産のために出身地へ帰ってきていたため。出産後も彼女はコルカタに残り、連れ合いのBedantaは仕事のためにすぐムンバイに戻り、しばらく離れて暮らしていました。今回彼が、二人を迎えにコルカタへ再度やってくるのを待っての来場、しかも(わ)は病院の授乳室で直接、僕はガラス壁の向こうで眠っている姿を見ていましたが、約三ヶ月ぶりに見るGogolはどんな風になっているか、(う)と見比べるのが楽しみだったのです。

 ベンガルの人にしては珍しく、約束通りの時間にやってきました。部屋のベルが鳴って、ドアを開けて中へ促し、明るいところで驚愕しました。Gogolが、デカい。

  

 (う)は体重の増えが遅い、小さな赤子ですが、逆にGogolは特別大きい子で、何と体重差は4kg以上にもなります。Bedantaもすぐにムンバイへ行ってしまっていたから、対面は僕らと同じくらい期間が空いています。久しぶりに見た我が子の豹変に、「これは、誰?」と思わず言ったのだとか。
 だってそれにしてもすごい。(う)と比べると腕も腿も太さは段違い、抱っこさせてもらうと重量感がまるで違います。見た目だけでなく性格もどっしりしている子のようで、座布団の上に置きっぱなしにしてもまるで嫌がりません。勝手にあっちを見たり、こっちを見たり、自由に過ごしています。何だか面白くて、かわいくてしょうがない子でした。

 そしてこのカップルの二人も素敵です。彼とは病院の面会時間に少しお話しただけでしたが、とてもやさしい気立ての人で、二人とも僕たちの生活や写真、絵などに大変興味を持ってくれて、僕たちとしては気分がよいものです。また、彼が「素晴らしい」と言って、ひとつ書き写していきました。それは、年末年始に我が家へ遊びに来ていた友人が持っていたある曲を、ベンガル語に訳した歌詞のメモで、もちろん別のベンガルの友人が訳したものですが、僕が書き留めておいたものです。書き写している字を見ただけでも、その誠実さがよく伝わってくる、きれいな、いい字でした。そしてもちろん、「命名 ゴゴル」の紙も気に入ってくれました。
 もうすぐムンバイに行ってしまう彼女たちは、この日親族にも挨拶に行かねばならないとのこと。我が家で過ごせたのはほんの1時間くらいのものですが、本当に愉しい時間でした。しばらく会えなくなってしまいますが、この日来てくれて本当によかった。ありがとう。また、会いましょう。

  


(ゆ)
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