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Shahanaさん


 僕が以前参加していた、日本語を勉強しているベンガルの人たちによる日本語会話サークルのような活動の参加メンバーにShahanaさんという女性がいます。明るくおおらかな人です。親族の面倒をよく見てきているのか、育児のことに詳しくて、いろんなことを教えてもらっています。いまもときたま遊びに来てくれては、手編みのセーターや、おくるみも作ってプレゼントしてくれます。
 というわけで、以前にも増して連絡をよくとるようになりました。

 最近は(う)もしっかりしてきたので、思い立って「土曜日あたり、Shahanaさんの家にも遊びに行ってみたいんだけど」と電話すると、「その日は親族も来るから夕方なら都合がいいわ。絶対来なくちゃダメよ」と、いかにもベンガル人らしく、歓迎してくれました。いつも通り、夕食をご馳走になりに行くのです。
 初めての抱っこ紐でのおでかけ、(う)にとっては初めての地下鉄、オート、バス体験など、いくつかのイベントがありましたが、何よりも増して印象に残ったのは、Shahanaさんの一家が、たまげるほど、やかましい。

 現在は旦那さんに娘と息子が一人ずつ、そしておばあちゃんの5人で暮らしていますが、誰かしらがしゃべっています。(う)が眠りそうになってもお構いなし。横で習いたてのバイオリンを弾き始めたりします。もちろんほかの家族からはお咎めなし。むしろ弾いているのに気づかない、といった風です。後からたまたま遊びにやってきた別の親族が合流したときなどは、ちょうど授乳のために(わ)と二人で隣の部屋に入っていたのですが、ケンカが始まったのではないかと錯覚するほどの大声が飛び交っていました。どうやら音に対する感性が、まるで異なるようです。
 コルカタはとにかく“やかましい”ことが印象に残る街ですが、この家族はその象徴ではないかと思えるほどでした。

 Shahanaさん一家はベンガル家族にしては珍しく、スパイスをあまり用いない料理を好むのだそうで、この日出してもらった一品も、なんと醤油を使ったもの。これがルチともよく合い、新鮮。
 また、彼女だけでなく、一家全員がおおらかで、笑顔が絶えません。(う)もあんなにやかましいのにずっと落ち着いていて、おおらかさというものは、赤子にはダイレクトに伝わるのかもしれませんね。あー、それにしても、本当に楽しかった! なんだか新鮮な驚きばかりの訪問でした。

  

右端の写真はおまけ。帰り道で、「(赤ちゃんを)見せて見せて!」と駆け寄ってきた母子たちと、記念撮影したものです。

(ゆ)
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