ちょっと退屈な日々

2008,09,07, Sunday 友人のアメリカ人 by : なんち屋 　コルカタにも文化や生活スタイルが西洋化していくことを嫌う人たちが確実にいて、その象徴として“アメリカ”というものがありそうです。 　ベンガル語を勉強する同輩友人にアメリカ人が一人います。 　ある機関のベンガル語習得コースに通っているのですが、ここには他にもたくさんの言語教育をおこなっていて、中でも英語や諸外国語を習う地元のベンガル人が生徒の大部分を占めます。そんな中でいかにも外国人風の僕たちは目立ちます。 　あるとき、僕とその友人が少し早く来て教室で自習しているのを見つけた若者が話しかけてきました。しかもベンガル語を勉強しているとあって大喜びです。 　「ベンガル語を習っているの？」「どこから来た人？」と次々と質問され、僕はいつもの通り気前よく応えていきますが、友人は、どの質問にも正確に答えません。「どこから来たと思う？」みたいにはぐらかします。最後に握手を求められても、手を合わせて「ノモシュカール」と言ってかわします。 　友人は連れ合いがベンガル人、その身でコルカタに暮らし、ベンガル語を勉強する誠実な人間なのです。そんな人をしても、“アメリカ”人として外国で暮らすのはなかなか大変だなぁと思いました。 （ゆ） | ちょっと | comments (0) | trackback (0) |

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