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 1345.ドライチンネン周回ハイク(2506m)(2024.7.19)
トレッキングの起点となるのは、アウロンツォ小屋(2320m)。
3本岩の絶景を見るために、「トレチーメ」の絶景ポイントまで1時間半ほどのトレッキングになります
 
前半D 1:05 後半 2:20  所要時間 3:25 休憩 0:20+0:10+0:15 


トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード/Tre Cime di Lavaredo(伊語)
またはドライ・チンネン/Drei Zinnen(独語)

ちなみに山小屋の表記でもイタリア語のみのところはヴェネト州に属する以前からイタリアの場所で、
ドイツ語表記もあるところは第1次世界大戦前までオーストリア・チロル州だった場所です。
こんな標高2000mを越える山岳地帯が戦争の最前線だったそうです。

3つの塔。 手前からチマ・ピッコラ、チマ・グランデ、チマ・オヴェストです。あらためて自然の偉大さを感じます。
ここでもロッククライミングはできるので、断崖の岩肌をよーく見るとクライマーの方を見つけることができます! 
 
時間 場所 タイム
9:10 P.オーロンツォ小屋
9:40 @恐竜の足跡岩
9:50 Aドライチンネン展望
9:55 Bラヴァレド小屋〜10:15(休20分)
10:15 C峠へ登る  
10:35 D峠  〜10:45 (休10分) 1:05
11:05 Eカルスト地形の所へ降りる
11:47 F小屋が見えだす
12:10 G小屋 (トイレ有料)〜12:25 休15
12:37 Hメッツォ峠
13:00 Iあと1q地点
13:20 Pオーロンツォ小屋 2:20
- 所要時間 3:25

 
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イタリア北東部にひろがるドロミテアルプスは、おだやかな草原上から、忽然と垂直の灰褐色の岩峰群がそびえ立つ独特の個性を持った山群です。
同じヨーロッパアルプスの中でもスイスやチロルの氷雪の山とは異なり、ごつごつとした石灰岩の岩峰群が林立する景観が特徴的です。
絵画のように美しいフネス谷やのこぎり歯のようなガイスラー針峰群、見る方向によって山容が変化する怪峰サッソルンゴ、
雪を抱いたドロミテの女王マルモラーダなど、個性ある山々がいくつも点在しています。
これらの名峰の中でもひときわ個性的な岩峰が、ドロミテを代表するドライ・チンネンです。
ドライ・チンネンという呼び方はドイツ語で、イタリア語ではトレ・チメ・ディ・ラパレードと言います。
その名のとおり、チマ・グランデ(2,999m)、チマ・オヴェスト(2,973m)、チマ・ピッコラ(2,856m)の“3つの鋭鋒”で形成されています。
今回はドライ・チンネン北壁を正面に眺めることのできる絶景ポイント、ロカテッリ小屋へのハイキング
イタリア最大の山岳リゾート、コルチナ・ダンペッツォの街から車でオーロンツォ小屋(2,320m)まで行き、そこからハイキング開始です。
途中のラヴァレド小屋までは平坦な道です。左手にはドライ・チンネンが大きな壁となって迫ります。
その後20分ほど緩やかに登ると、3つに並ぶドライ・チンネンをのぞむ展望地に出ます。
さらにドライ・チンネンを背にして歩きロカテッリ小屋(2,405m)へ徒歩約2時間の行程です。
ここまで来ると、ドライ・チンネン北壁を真っ正面に眺めることができます。まさに大迫力の絶景です。
特に中央のチマ・グランデ(500m)の北壁は圧巻そのものです。
ロカテッリ小屋はドライ・チンネンを登るクライマーのベースとなる山小屋です。
17度
15℃
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アルペンポピー (黄色いヒナゲシ)

イワツメクサ似 
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(恐竜の足跡の化石)
ハイキングはスタート地点から絶景!荒々しい岩肌と個性的な峰々が織りなす風景はドロミテならではの醍醐味。
この写真は歩き始めてしばらくした頃、振り返ったアウロンツォ小屋方面。
トレ・チーメと逆の方向には、クリスタッロ山群、ソラピス山群、カディーニ山群等が見えます。

トレッキングコースの右側には、アンシエイ渓谷。まるで湖のように幅広のアンシエイ川が流れます。

奥に見えるのはサンタ・カテリーナ湖とアウロンツォ・ディ・カドーレの町。
(貝の化石)
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このギザギザの山々はカディーニ山群。主峰はCima Cadin di San Lucano(2839m)。
ドロミーティの山々は、ドロマイトと呼ばれる石灰岩でできています。
その岩盤が雪崩や風雨に浸食され、鋭い峰々や断崖の特異な山容となりました。
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ラヴァレード小屋を過ぎると最後の難関!トレチーメの鞍部・ラヴァレード峠を目指します。
今までの平らな道とは違い、目の前に峠が立ちはだかります。
標高差は100mほどですから、ゆっくり歩けば小さな子供でもご年配の方でも登れます、
3本の頂が天に聳える絶景を見るために、ぜひ頑張って登ってくださいね。
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鞍部から坂を少し下りていくと、トレチーメの撮影ポイントに出ます。
3つの峰は左からチーマ・ピッコロ(小さな峰)2857m チーマ・グランデ(大さな峰)2999m チーマ・オヴェスト(西の峰)2973m。
この断崖絶壁にも時折ロッククライマーの姿があるので目を凝らしてみてみて下さいね。
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