この前は、チヌ探索に干潟をうろうろしました。先週小さいチヌが盛んにポッパーに反応したのですが、今日は見事に振られてしまいました。
あまりに反応がないので、岸にあがり草むらで昼寝です。天気も良く、草むらに横になると非常に気持ちいいものです。
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ハマエンドウ |
岸の砂地には、たくさんのハマエンドウの花がたくさん咲いていました。
濃い紫の花が辺り一面に咲いている様子は、お花畑にいるように錯覚する程でした。
ハマエンドウは、海岸近くの砂地でよく見かける植物です。
砂浜は風や波などの影響で、地形が変わりやすいものです。侵食されたり堆積したりと・・・。
ところが、このハマエンドウは、浜にある植物の中では比較的地形の変化に弱いそうで、ハマエンドウが生えている場所は地形が安定している場所だそうです。
そう言えば、ハマエンドウがたくさん生えている場所は、すぐ横は砂地という場所では少なく。必ず前面には他の植物が茂っていて、その植物に守られるように群生している事が多いように感じます。
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ハマヒルガオの花 |
ハマエンドウの群落の前面には、ハマヒルガオの花がたくさん咲いていました。写真の後ろに見えるのがコウボウムギ。 |
写真の場所では、ハマエンドウの群落の周辺では、ハマヒルガオやコウボウムギなどの群落がありました。
ハマヒルガオは、丁度ハマエンドウと同時期に咲くヒルガオ科の植物です。
ハマヒルガオの種は、海水にも強いらしく、種は水に浮いて海を漂流して分布を拡大して行くそうです。
丸っこい葉っぱに、朝顔そっくりの花は、誰にでもすぐにハマヒルガオだと分かると思います。
砂浜は、乾燥や塩類、そして夏の暑さなど・・・。そして、有機質の少ない砂地は、窒素をはじめとする肥料分が留まりにくいので、植物にとっては過酷な条件です。
こんな過酷な条件でも、生き残る為の特殊な機能や形態をもった植物が多いのが砂浜の植物です。
そんな植物のたくましさには、本当に驚くと同時に感心させられてしまいます。
こんな浜の植物のように、辛い時にも、動じず、工夫を重ね、生き残って行けるような強靭な人間になって見たいですね。
| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=90 |
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植物 | 2007/05/02, (Wednesday) 05:30 PM |
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