宮崎は寒が過ぎ随分と暖かくなり、ようやく春がやってきたようであります。ヤマメの解禁も近づき、回りのフライフィッシャーはどんどんと渓流モードに突入しているようです。
海は、ヒラスズキの前半戦が終わり、いよいよ春の後半戦に突入といった所でしょうか?私は例年どおり、まだ当分は海モードで行く事になりそうです。
今回は、海のフライについて考えて見たいと思います。
海のフライパターンはたったの3種類?
海のフライパターンについては、アメリカのパターンブックなどを見ると実ににたくさんのパターンがあります。でも、このパターンブックをなんとなく見ていると、よく似たパターンが多い事に気づきます。
その多くは、小魚を模したものがほとんどで、その他カニ、エビなどの甲殻類、その他イカ、ゴカイなど若干ありといった所でしょうか。
海のフライの場合、大別すると小魚を模したストリーマー、甲殻類などを模したシュリンプ、グラブのパターン。後は、派手なポップ音を出すポッパーなどの3種類に集約されるのではないでしょうか?
マッチザベイトは重要??
私の狭い経験からすると、身近な海の対象魚を相手とする場合、捕食している対象物には特に偏りがある訳ではなく、とにかく、目にした餌を次から次へと捕食しているようで、色々なものが胃袋からでてきます。
海のフライフィシングで、対象魚が偏食していて、捕食物にフライを合わせないと食わないというシーンは特殊な場合を除いてほとんど無いのではと考えています。
春から秋に掛けて河川淡水域に上るマルスズキなどは、アユを偏食している事があります。また、釣り人が多い磯で釣れたヒラスズキは、撒き餌のアミを飽食している事もよくあります。しかし、そんな魚でさえ、アユやアミを模したフライを使わなければ釣れないかというとそうではなく、様々なフライで良く釣れます。
では、対象魚が、フライを捕食しようとする条件は何なのでしょうか?
それは、フライの動き、または状態が一番重要なのではないかと考えています。
例えば、宮崎の夏から冬に良く釣れるエバ(メッキ)釣りでのワンシーンなのですが、その時は、堤防の足元にたくさんのエバが群れているのが見えました。
その群れの中に、ウエイトのあるフライを流れに任せて落とし込みます。フライがゆっくり沈下している状態では、ほとんどの魚は無反応、何匹かはフライに近づきましたが、フライを捕食する事はしませんでした。
そして、群れている層より下まで沈め、フライをリトリーブして見ます。ラインに引かれてフライが勢い良く浮上します。すると、今まで反応が無かったエバが、急にフライに目掛けて我先に飛び掛ってくるのです。
こんなシーンの場合、フライのシルエットだけでは、対象魚は餌という判断をしていなく、急に動き出したフライの動きによってこれは餌だと判断したと考えられます。
| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=47 |
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釣り::釣り方 | 2006/02/23, (Thursday) 12:46 PM |
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