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最近の四輪駆動車に思う
 私は、作業車のような頑丈で、多少荒く乗っても壊れない車が好きである。泥足で気兼ねなく乗れる車でないと、ポイント移動の時、いちいち靴を履き替えるのも面倒である。

 四輪駆動車に乗り始めたのは、釣りを趣味にしてからであった。軽自動車であったが、当時は安月給であったので屋根の無い幌車、エアコンも幌車には必要ないかと思い付けなかった。

田舎暮らしであった為、エアコンが無くてもそんなに暑いとは思わなかったが、お盆の帰省で大阪の街中を走った時は、さすがに暑かった。窓を開け走ったが、舗装の照り返しが強く背中は汗びっしょり、大阪の汚れた空気を顔に受け、実家に帰り着いた時には顔はすすで真っ黒けだった。

 前後板バネで、乗り心地も最悪、ちょっとした段差があるところを通る時は、スピードを緩めないと、車体が軽い為バウンドする。

その当時、毎週のように椎葉村に通っていたが、早朝寝不足気味の身体で山道を飛ばし、初めて、自分で運転している車で車酔いになり、気分が悪くなった事もあった。

ターボエンジンは、ピーキーで、低回転ではもどかしく、ある回転以上になると一気にレッドゾーンまで回ってしまう。街乗りではギアのシフトをこまめにしないと走れなかった。

内装も今まで乗っていたボロ軽とそんなに変わらず、シートもビニール張り、鍵はあっても幌車なので無いのと同じであった。






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 しかし、この車は釣りにはもってこいの車であった。車体の軽さゆえに砂地でスタックすることもなかったし、直径50?前後のゴロタ石の河原でもひょいひょいと走れた。

磯に釣りに行った時、磯の波の具合を見ながら運転していて、道路の陥没した大きな穴に落ちた時も四駆に入れれば簡単に脱出することができた。結構狭い道でも気にすることなく通れたし、藪こぎも随分した。

癖のある車であったが、あまり不満は無かった。不満があるとすれば、長距離のドライブは疲れることと、低速のトルクが無い事ぐらいだろうか。小さいガソリンエンジンなので仕方無いのであるが。

この車は、私に酷使され6、7年乗った時点でギア抜けが頻繁に起こりだし、挙句の果ては、5速に入らなくなり車を買い換えることにした。

 2代目の四輪駆動車は、打って変わって4200ccという大排気量のディーゼルエンジンであった。このエンジンは、低速トルクがあり、街乗りは結構楽チンであった。サスペンションは相変わらず板バネであったが、車重があり前の車と比べれば随分と乗り心地は良くなった。

長距離のドライブも随分と楽になったし、エアコンも付いている。内装も布張りであったが、鉄板むき出しの部分もあり、いかにも作業車らしく気に入った。燃費もこの排気量にしては良かった、長距離では、12〜13Km/lは走ったので前の軽とあまり変わらない。

もう十数年も型が変わらず、旧態依然とした四角いボディーもいい。残念ながら、経済的理由から結婚を前に手放してしまった。今は、広島で元気に走っている事だろう。


 最近出ている四輪駆動車は、内装や装備も豪華になり高価になった。乗り心地を重視してか、頑丈な前後リーフリジッドの車も姿を消してしまった。

私が四輪駆動車に興味を持ちだした頃は、4ナンバーの作業車らしい車が主流だったが、最近は車デザインも丸みを帯びたものがほとんどだし、四輪駆動車もオートマ車が主流になって来ている。

乗用車的な車ばかりになってしまった。泥足で気兼ねなく乗れる、デザインはシンプルで無骨な車は無くなった。最近はあまり魅力を感じる四輪駆動車が無くなってしまったのは少々寂しく思う。






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| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=3 |
| その他 | 2003/06/10, (Tuesday) 06:20 PM | comments (0) | trackback (0) |