四季の雑記帳

キビレのポッパーゲーム author : Mitsu 　今年の春ごろから、エバ釣りの合間を見て、キビレ狙いでポッパーを投げて様子を探っていました。 　ここの所エバがあまり調子よくないので、キビレ狙いで色々な場所を探っています。ようやくコンスタントに魚が釣れる様になって来ました。 　キビレは、標準和名はキチヌというそうです。私の出身地の関西地方でも確かキビレと呼んでいたと思います。 チヌ（クロダイ）とは違い、尾鰭や腹鰭などが黄色いのが特徴です。どちらかというと、南方系の魚のようで、南日本の太平洋側に多く分布しているようです。内湾性が強く、河口などの汽水域でよく釣れる魚です。 　雑食性でいろいろなものを食べているようです。餌釣りを良くしていた頃は、エビやゴカイなどの餌をメインに。また、ハゼなどの小魚や、落ちアユの時期にはアユの切り身などの餌を使って釣っていました。 　河口の餌釣りの対象魚としては、非常にメジャーな魚ですが、最近はルアー釣りなどで狙う人が多くなってきています。 　フライでの釣果としては、エバ釣りの外道として、たまにポッパーやシュリンプパターンのフライで釣れた事はありましたが、あまり真面目にキビレを対象として狙った事はありませんでした。 　なぜかと言うと、魚食性の強い魚では無く、フライやルアーのように動きで釣る方法ではあまり釣れないような気がしていました。　 　また、餌釣りをしていた頃は良く釣っていたキビレですが、今まではあまり印象が良くない魚でした。 引きが特別強い訳でもなく、スピードもあまり無く、何となく重いファイトをします。食べても特別おいしい訳でもなく（味噌汁や塩焼きは普通に食べられる）私にとってはあまり魅力的な魚ではありませんでした。 　今年の春、エバ釣りに行った時の事です。早朝からあちらこちらを釣り歩いたのですが、全くエバの反応がありません。 　夕方の河川の汽水域で諦め半分でポッパーを投げていた時、しきりにポッパーを引き込む魚がいました。しかし、なかなかヒットしません。フライへの出方からしてどうも小さなチヌのようでした。 　エバ釣りの帰り（この日もエバは良くなかった）、またそのポイントに行って見ました。すると一発だけでしたが、ボコッと大きな魚がポッパーを襲いました。その時は、ポッパーが弾け飛び、それっきり反応はありませんでした。 　この時、結構ポッパーで釣れそうだと確信できました。チヌのポッパーへの反応は想像以上に良かったからです。 　その後は、エバやヤマメ釣りに行きあまりキビレを狙う機会がありませんでした。７月の下旬にエバ狙いで久し振りに南下したのですが、全く駄目でした。そこで、キビレ狙いに変更。以前から気になっていたポイントに初めて入って見ました。 　風も無く、静かな浅瀬にポッパーを投げ、ゆっくりとポッパーを引いて行きます。すると突然バフッという音と共にポッパーが水面から無くなりました。するすると、手元のラインが出て行き、暫くリールファイト。 走りにスピードは無く、明らかにチヌと分りました。何度か障害物に逃げ込もうと沈んだ流木に突っ込みましたが、無事ランディングに成功。40?近いキビレでした。 その後も何度かポッパーに出たのですが、フッキングまでに至りませんでした。 　今まで、餌で釣っていたキビレ。印象はあまり良くなかったのですが、フライで釣ると結構面白い。静かな水面にポッパーを投げ、バスを釣るようにポーズを入れながらゆっくりとポッパーを引きます。 　すると突然水面が割れ、ポッパーが引き込まれます。 　思ったよりポッパーへの反応も良く、視覚で楽しめるトップゲームが成立します。 スピードこそ無いが、リールファイトも楽しめます。以外とキビレのポッパーゲームは楽しいものでした。 　宮崎では、身近な魚であるキビレ。近場でポッパーゲームが楽しめる場所を探索中です。 もう少しすると仕事も一段落するので、仕事帰りに自宅近くを探索してみる予定です。 | http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=28 | | 釣り::四季の釣り | 2005/08/27, (Saturday) 10:18 PM | comments (0) | trackback (0) |

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