昨日は、宮崎市内の砂浜を北の方まで見て回りました。
波はちょっと高めで、場所によってはフライではちょっと厳しい場所もありました。
しかし、どこもこの時期は釣り人が多くて足跡がない場所がありません。朝良さそうな場所を数箇所釣りをして、後は昼頃まであちこちと砂浜の様子を見てきました。
見てまわった砂浜のほとんどは、年々侵食が進んでいる印象です。
ひどい所はこんな状態です。
この場所は、確か数年前に黒松が植栽された場所です。
しかし、このように波に洗われて寝食が進んでいます。写真を撮った時は干潮前後くらいですから、多分大潮の満潮時は、砂浜は無く砂丘の下を波が洗っている状態なのでしょう。
斜面や浜には、植栽されていたクロマツの苗が転がっています。まだ葉が青い状態なので、ここ最近崩れたのでしょうか。
20数年前は、この辺りの海岸線は、広い砂浜が広がっていました。
砂浜が無くなった原因は、宮崎市に出来た宮崎港の防波堤によって海流が変わってしまったからだと言われています。
また、河川にたくさんあるダムなどで土砂の海への流出が抑えられているのも全国的に砂浜がなくなりつつある原因になっているそうです。
この周辺の海岸線は、浸食を抑える為に、部分的に護岸工事が進められています。
しかし、護岸のすぐ下まで波が荒い、護岸のブロックが既に崩れてきている場所もあります。
このまま寝食と護岸が進んで行くとこの周辺の砂浜でフライフィッシングを楽しむ場所がどんどんと減ってゆくのでしょうね。
ちょっとさみしい気分になって岐路に着きました。
しかし、膨大な金額をかけて整備した港。それに伴い発生した浸食で膨大な金額で護岸工事が行われる。何て人間ておろかな存在なんだろうと思ってしまいました。
| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=279 |
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その他 | 2009/12/28, (Monday) 08:03 AM |
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