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BLOGN(ぶろぐん)

今年のキビレ釣りを振り返って(3)
フッキング

 たくさんの魚をポッパーにバイトさせた今年は、フッキングしやすい状態とバイトするのにフッキングしない状態の違いがはっきりとわかって来ました。

 ある日の早朝、上げ潮のゆったりと上流に向けて流れている状態でフッコを含む6匹の魚をフッキングさせました。2、3匹ほどフッキング出来ませんでしたが、明らかにサイズが小さいものでした。

 そして、その午後。同じ場所に今度は下げ潮狙いで入って見ました。潮位は朝とほぼ同じ状態からのスタート。違うのは川の流れが朝とは違い、かなり早くなっている事です。風が強いし、流れにラインが引っ張られてとても釣り辛い状態でした。

 結果は、小型が多かったものの、4、5匹以上のキビレがポッパーに出たのですが、ポッパーが水中に引き込まれないバイトがほとんど。何匹かは明らかに30cmオーバーでしたが、水中にポッパーを引き込んだのにすっぽ抜け。結局1匹もフッキング出来ませんでした。

 早い流れで常にラインにフライが引っ張られる状態で釣り続けたのが、フッキングできなかった主な要因だと考えられます。

 ティペットを含むラインに強いテンションが掛かっていると、極端にフッキングが悪くなる良い例となってしまいました。

 同様に、緩い流れの中でも、リトリーブする時に魚が出てしまった時にも必ずと言って良いほどフッキングが悪いものです。

 強いラインテンションがフッキング率に大きく影響しているのが分かれば、バイトの瞬間に強いラインテンションを掛けなければ上手く行くはずです。

 まずは、前回述べたようにポッパーを意識的にゆっくり引く事。ほんの少しポーズを入れる事で、魚にとっては、フライを食わせる間を与える効果、そして人間に対してはあわせに対する余裕が生まれてきます。

タイミングが合えばこんな感じ

 そして、アワセのタイミング。

 魚が出たらゆっくりと合わせる。ヤマメ釣りのような早合わせは必要ありません。

 ポッパーが完全に水面から無くなるのを確認してからあわせても十分間に合うはずです。

 どんな対象魚でもそうだと思うのですが、フライをくわえてから離すまでの時間は、ラインテンションが掛からない状態だと、ラインテンションが掛かった状態より長いと思われます。

 ヤマメだってそうだし、スズキなどもそうです。

 こうやって食わせる間を魚に与えてあげる事がアワセにとって一番大事な事ではないかと思うようになりました。

 ポッパーを完全に食わす事が出来れば、ポッパーの改造を考えなくても、フッキングは確実性を増してくると考えられないでしょうか?

 そうは言え、ラインテンションが掛かっていない状態のフライに必ず魚が出るとは限りません。ラインを引いた瞬間に魚が出る事もあります。

 しかし、活性の高いキビレは一度くわえそこなったフライを追い食いする事が多いので、少しポーズを入れたり、ポッパーが沈んだ場合は浮き上がるのをまって一回ポッピングを入れます。

そして、フライを止めて次のバイトを待ちます。

 今年の魚はこのパターンで釣った魚が結構ありました。

 また、ミスバイトがあっても、次のリトリーブが出来るようにあわせは必ずラインを引いて行います。竿を立ててあわせてしまうとミスバイトの時、次の動作にすぐに入れないし、フライが大きく動いてしまい魚がフライを追うのを止める事もあります。

 このポッパーを食わせる間を意識して釣るようになってから、以前よりキビレのフッキングはかなり良くなりました。また、エバやネイゴなどにも効果的でした。

エバもこのとおり

| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=255 |
| 釣り::釣り方 | 2009/08/31, (Monday) 05:22 AM | comments (0) | trackback (0) |