|
今年の釣果 |
先週は、宮崎もようやく梅雨らしい天候となりました。
もちろん、川にスズキ釣りに行きました。やっと数匹のスズキを釣る事ができました。
しかし、釣りの腕は相変わらす上がっておらず、バラシがかなり多いです。{:rn:}{:rn:}
ルアーとフライ、どちらがよく釣れる?
このポイントは、雨時期のみですが、2年間通いました。最初の年、私と入れ替わりにアユ釣り師がポイントに入ることは度々ありましたが、平日の早朝はほとんど私一人でした。
翌年もこの場所は相変わらず良くスズキが釣れました。2年目のある日の早朝、突然対岸に竿を持った人が現れ、ルアーを投げ始めました。川幅も広く、中州を挟んだ対岸でしたので、お互い干渉し合う事はありませんでした。
その人は、私と同じく毎朝このポイントに来るようになりました。
毎日お互い対岸で向き合って同じ魚を狙っていると、相手の釣果が気になりだします。ルアーとフライ、毎朝どのくらい釣果に差があるのか気になりだしました。
対岸側は、水量も多い本流筋、こちらは、水量が少ない方の流れ。しかし、対岸側は、葦が茂り、移動がほとんど出来ないポイント。こちらは、遠浅のゴロタの河原が広がり、移動しながらの釣りが可能。そういうポイントの違いはありました。
また、釣りの腕の差も釣果に現れるでしょうから、この結果だけで判断はできませんが、ある程度の判断はできそうです。
キャストの効率、魚へのアピール度の違い、流し方の容易さなどを考えると、ルアーの方が断然有利と考えていました。
ところが、フライもルアーも釣果の差はあまりありませんでした。フライの方が数が多い時もあるし、ルアーの方が多い時もありました。しかし、その差は、1〜2匹程度のものでした。
また休日は、会社の後輩がルアーでスズキを狙いに来ていましたが、やはりフライと同じ位の釣果しかありませんでした。
川のスズキに限って言えば、ルアーもフライも釣果に大差はあまりないようです。{:rn:}
なぜこのポイントにスズキが多かったのか
当時、この川の他の場所にも、様子を見に行っていました。他の場所でも確かにスズキは釣れました。しかし、この場所のように、投げる度にアタリがあるほどたくさんのスズキは居ませんでした。
一つ目は、アユがたくさん居たからだと思われます。 実はこの場所、稚アユの放流ポイントのひとつだったようです。
昔聞いた話によると、この場所はこの川の中でも一番放流数が多いという話を聞いた事がありました。また、養魚場は、成長の早いアユは出荷するために残しておくので、放流するアユは、成長の遅いアユを放流するという話も聞きました。
この元気のないアユがたくさんいるポイントは、スズキの格好の餌場だったのかも知れません。
二つ目は、この川の地形にあったのかも知れません。
海から上がってくる魚は、浅い瀬は障害物になると思われます。この場所は、海から上がってきた魚の大きな障害物となっている事は間違いありません。
また、この瀬の下流には、何百メートルも続く長い瀞があります。この瀞場には、藻場もあり、スズキの休憩する場所にもなっていたと思われます。他の場所でも、瀬とそれに続く瀞場がある場所は、釣果も安定しているように思います。
食事の時間にだけアユの多い瀬に現れ、後は瀞場で休む。こういった行動パターンが想像できます。{:rn:}
梅雨の終わりに
宮崎は、梅雨が明けるのは大体7月の上旬頃になります。この梅雨の末期には、大抵大雨が降ります。
川は大増水し、水は土の粒子が煙のように分る程濁ります。 この濁りが出ると、川のスズキ釣りは終わりを告げます。この場所もそうでした。あれだけ釣れていたスズキはぱったりと居なくなってしまったのです。
暑い夏の日差しが差す頃、川のスズキ釣りの好期は終わりを告げるのです。
(終り)
| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=25 |
|
釣り::回顧録 | 2005/07/11, (Monday) 07:42 PM |
comments (0) |
trackback (0) |