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条件反射
 宮崎は、相変わらず雨が少ない状態です。

 結局このまま大雨も降らずに梅雨が明けてしまうのでしょうか?

 雨が少ない今年の梅雨。例年だと、川の濁りでキビレのポッパー釣りは一時休止。所が、今年は梅雨入り宣言してからもほとんど雨が降らず、キビレ釣りは好調のようです。



 キビレを真面目にポッパーで狙い始めたのは、比較的最近の事です。海のフライを始めた頃から、たまにポッパーでキビレやチヌを釣った事はありましたが、たまたま釣れただけで、狙って釣れる対象魚という認識は皆無でした。

 それというのも、チヌ類はどちらかというと視覚より嗅覚で捕食するという印象が強かったからです。

 最近は、ルアーフィッシングでのキビレやチヌ釣りが流行り出し、結構釣れていました。でも、何だか食性に訴えての釣りで無いような気がしていて、フライフィッシングで狙う気が起こらないでいました。

 ある方から、キビレがポッパーで釣れる川では、トビハゼやハゼにライズするシーンを何度も見ていると聞きました。その時、夏場岸沿いにいるハゼを餌にするといいと聞いた事があった事を思い出しました。

 2005年頃からポッパーでキビレを狙い始めました。

 思ったより、ポッパーへの反応が上々でその年には40cmクラスのキビレまで釣ってしまいました。

 ハゼを水面まで追い上げて、水面を跳ねるハゼを捕食しようとするキビレを何匹も目撃する事も出来ました。

 ポッパーでキビレが釣れるのは、明らかにアトラクター的な要素がある訳では無く、しっかりと食性に訴えた釣りである事をその年に認識しました。


 今年は、2匹ほど魚をキープして味噌汁の具になりました。

 魚を捌くとき、いつも気になって見てしまうのが、異の内容物です。

 2匹とも、ハゼなどの小魚やエビ類などがほとんどのような感じでした。以前、ぶっこみで釣っていたキビレは、胃から腸にかけて、かなりの貝殻が入っていたのですが、今回の2匹はそれがありませんでした。

 釣った場所では、シジミなどの貝はたくさん生息しているのは確かなのですが、どうやら、底のものを食べずに、小魚や甲殻類を偏食しているようです。

 水没したアシ際やアシの茂みの中をうろうろしているキビレを見つけ、ポッパーを投げた時、着水と同時にポッパーに向かって一目散に浮き上がってくるチヌを見ました。

 その反応が早い事早い事。

 それを見て、どうやらバシャバシャとする音か動くものに対して条件反射が出来ているのではないかとその時ふと思いました。

 条件反射とは、パブロフの犬の実験が有名です。犬にベルの音を聞かせてから餌をやるという事を繰り返すと、犬はベルの音を聞くだけで、意識せずに唾液が出てしまうという実験です。

 このように、繰り返し経験する事で、後天的に出来てしまう反射の事を条件反射といいます。

 ふかせ釣りなんかで、撒餌を打っていると、最初は撒餌を撒く時の音を嫌って逃げていた魚が、その音があると餌が落ちてくると判ると、撒餌の撒く音に自然と反応し、バシャっと言う音がするとその音の方へ群がって行くシーンを見る事が出来ます。

 もうこうなってくると、餌であろうが、仕掛けが落ちる音であろうがお構いなしに音によってきてしまいます。

キビレも、魚を捕食している内に同じような条件反射が出来、ポッパの音や動きに反応してしまうのでは無いかと思いました。


| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=246 |
| 釣り::四季の釣り | 2009/07/08, (Wednesday) 06:20 PM | comments (0) | trackback (0) |