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BLOGN(ぶろぐん)

川スズキに熱中した日々(4)

 梅雨前線が北上してしまって、宮崎は毎日真夏の天候が続いています。

このまま梅雨前線が南下しなければ梅雨明けとなるようです。

今年は、梅雨時期の川スズキは、一匹も釣らないまま終わってしまいそうです。

新しいポイントを求めて

 ダブルハンドロッドで初めてスズキを釣ってから約一ヶ月後、いよいよ川スズキの最盛期がやってきました。

 約1ヶ月間で、ダブルハンドのキャスティングにも、釣り方にもそこそこ慣れ、パワーウエットの釣り方も少しは勉強もしました。後は条件のいい日を狙って釣行あるのみといった所でしょうか。理屈だけでは、釣りはうまくなりません。

 今までスズキを狙っていた川は、規模が小さく川でスズキを狙う条件に合う日が少なく、条件の良さそうな日でもスズキが釣れなかったりと釣果が安定していませんでした。

 そこで、今までの川より条件のいい日が多いと思われる少し規模が大きい河川の中流域を中心に色々な場所を探って見ました。

本業のヤマメ釣りにもダブルハンドロッドを車に積み込み、釣りの行き帰りの中流から下流域の河川でスズキが釣れそうな場所でフライを振って見ました。

 狙った河川では、大抵スズキがヒットしました。特に、梅雨時期には、朝夕だけでなく、昼の時間帯にも結構ヒットする事も分かってきました。

 そして、色々な場所を釣り歩いているうちに、ある河川の中流域の瀬で、たくさんのスズキが結集し、アユを追い掛け回しているポイントを見つけました。この場所を見つけてからは、毎朝、この場所に釣行するのが日課となりました。

 ここのスズキの行動パターンは、いつも決まっていました。

 早朝、東の空が明るくなりだした頃からライズがはじまり、周囲が明るくなった頃にライズが最高潮になります。この頃になると、スズキに追われた小魚が真っ黒い塊になって水面に現れ、暫くすると水面が割れ、バフッとスズキ特有の捕食音がします。

 そして、この瀬のあちらこちらで、黒い塊が現れ、捕食音が聞こえるようになります。もうライズというより、ボイルといった方がぴったりです。中には背びれを見せながら流芯を横切り、魚を追いかけるものもいました。

 河原に日が差し出す時間帯になると、徐々にライズの数が減り、スズキの朝食の時間が終わりとなります。このスズキの朝食の時間帯は、天気に関係なくいつも同じ時間帯でした。

 こんな状態が、1ヶ月ちょっと毎日のように起こっていたのです。本当に夢のような日々でした。(続く)








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| 釣り::回顧録 | 2005/06/30, (Thursday) 06:37 PM | comments (0) | trackback (0) |