宮崎では、秋から冬にかけて沿岸部に回遊が見られるサゴシ。サゴシは、サワラの子供で40cm〜50cm位の大きさのものをこう呼びます。もう少し大きくなるとナギ、そして60cm位になってくるとようやくサワラと呼ぶようです。
サゴシは港や磯、そして砂浜などで回遊が見られます。
サゴシのライズは、たまに魚が水面を割って飛び出て来るのですぐにそれとわかります。
このサゴシ、今年の宮崎では、先月頃からあちらこちらで回遊の話を聞きます。
話を聞いた釣り人達からは、今年はサゴシの回遊が多いという人が多く、中にはどこに行ってもサゴシが跳ねるのを見かけるという人もいました。今年の宮崎は、サゴシの当たり年かも知れません。
私は、釣りをしていて、たまたまサゴシのライズを見かけて狙った事はありましたが、大抵小さなコツっとした小さな感触だけでフライが無くなっていたり、フッキングしなかったりと言う事ばかり。
実は、今までサゴシを釣ろうと思って狙った事はありませんでしたし、釣り上げた事もありませんでした。
サゴシを狙うきっかけとなったのは、先月の上旬、昼近くの港の出来事でした。この港では、岸壁際に沢山の小魚が寄っていて、これを狙ってサゴシが回遊して来ます。サゴシが回遊してくると、表層では、ピチャっという音とともに水面に波紋ができます。
この時は、結構回遊が多く数投目でコツリとアタリが出ました。しかし、もうティペットの先のフライは無くなっていました。その後、14号のショックティペットを付け狙いますが、アタリばかりでなかなか魚が乗りません。
少しリトリーブを遅くし、さらに竿先を水面近くまで下げてラインの弛みを無くすよう心掛けてようやく1匹目がヒット。そしてその後すぐに岸壁際で起きたライズにフライを入れて2匹目を釣り上げました。ようやくコツをつかみ始めたのですが、その後は回遊も散発的になり釣りが終わってしまいました。
別の港外では、日ムラはありますが早朝必ずサゴシが回遊して来ます。ここの港ではライズがあるのは朝のみです。そのすぐ近くの港ではなぜか昼間でも港内で散発的なライズを見る事ができます。ほぼ一日中ライズが起こっているのではないかと思われます。
ここの所、このサゴシのライズを狙って釣行して見ました。
結果は決して満足できるものではありませんでした。フライの射程内でライズは結構あったのですが、アタリが無い、アタリがあってもコツリとした感触のみといった事ばかりでした。
どうもサゴシは、移動しながら目に付いた小魚にライズしているようで、ライズがあってからフライをキャストしても、もうその周辺に魚が居ないのではないかと思われます。群れで回遊している場合は別ですが、どうも単独もしくはそれに近い魚のライズは進行方向を予想してキャストするしか無いような印象を受けました。
ライズの有無にかかわらず、ただひたすらキャストを続け狙うという方法もありますが、回遊が頻繁にあった10月上旬の釣行では有効でしたが、ここの所の散発ライズを狙うにはかなりの忍耐を強いられます。
結局ここ最近の釣行では、数回の釣行で10回以上はアタリがあったと思うのですが、結局バラシたりフッキングしなかったりとどうも思うような釣果が出ていないのが現状です。
まだまだ修行が必要なようです。
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釣り::四季の釣り | 2008/10/30, (Thursday) 06:43 PM |
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