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BLOGN(ぶろぐん)

昔良かった渓の今
 先週の休みに、小渓流3河川を回って見ました。年配の方の話によると、以前は結構ヤマメが釣れたとの話・・・。

 渓流釣りを始めた頃は、この手の話に胸を膨らませ釣行し、何度期待を裏切られた事でしょうか?

 高鍋町に住んでいた頃です。「何を釣りに行くとな?」仕事から帰ったある夕方、向かいの人に声を掛けられました。しょっちゅう釣り竿を握り、出かける姿を見られていたようです。それから私は、その人の家のガレージに頻繁に通うようになりました。

 初老のその人はチヌ釣りが大好きで、小丸川河口に船で夜によく釣りに行っていたようです。そして、そのガレージには、たくさんの釣り道具があふれ、水槽にはエサとなるエビがたくさん入っていました。そして、他の釣り仲間の人が出入りし、釣りの話で盛り上がるのでした。

 そのガレージでは、チヌ釣りの話や、アカメを突いて海まで引きずられそうになった話など、面白い話をたくさん聞くことが出来ました。そんな中、私がヤマメ釣りをしている事を知ったその人は、ある河川の上流部のヤマメ釣りを勧めました。

 話によると、その川の上流部には大きな滝があり、その滝までの数キロ区間でかなりヤマメが釣れるという話でした。

 その話を聞いた私は地図で場所を確認し、翌週の休日にその川の上流部に向かいました。川沿いの林道を登るにつれ、段々と川が遥か下に見えるようになり、おまけに、林道の終点付近数キロは、まだ林道の工事中で、道は狭いし、落ちれば数十メートル下のガレ場という恐ろしい場所でした。

 それでも、終点の林道からは話の中にあった滝が見えほっとしました。その付近から川まではかなり距離があり、おまけに林道工事で砕いた石が斜面に落としていたので、ガレ場となり、危なくてとても降りられる状態ではありませんでした。

 数キロ下の、下りやすい尾根伝いに、川に下りました。それでも川に下りるまで30分ぐらいはかかったと思います。

 やっとの思いで下りた川だったのですが、かなり水量が少なく、おまけに、木々が覆い被さりかなり暗い川でした。気を取り直し竿を出したのですが、キャストするとすぐに魚がフライを咥え、まさに入れ食い状態。しかも、今までに見たこともない良型も混じりました。

 しかし、私の心は晴れませんでした。なぜって?釣れたのは、丸々と太ったアブラハヤばかりだったからです。しかも、見たことも無いぐらい大きいし、数も半端じゃなかったのですから。

 30分もしない内に諦め、話に聞いた滝まで行く気にはなれませんでした。そして、車に戻るまで一時間近く、急な斜面を登らなければならず心身ともに疲れました。

 昔は、普通にヤマメが釣れた渓は、たくさんあったようです。しかし、現在はどうでしょうか?ヤマメが放流されていない川は、アブラハヤ、カワムツはたくさん居るのにヤマメはほとんど居ません。本当に細々と子孫を残しているだけのように思います。

 山が切り開かれ、杉山になってしまったからでしょうか?大雨が降ると急に増水し、保水力のない杉山は、水がすぐに無くなってしまう。今の山はヤマメにとっては厳しい環境にあるからでしょうか?釣り人口が増え、ヤマメが増えるより釣り人が持って帰るヤマメが多い為なのでしょうか?

 今回の渓も、アブラハヤ、カワムツが支配する渓でありました。

 






| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=16 |
| 釣り::その他 | 2005/06/04, (Saturday) 11:33 PM | comments (0) | trackback (0) |