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6年ほど前、三伏峠小屋まできている。晩秋でカラマツが銀色に輝いてました。
カラマツを見ると、この時の光景が脳裏から離れない

偶然、山仲間がここをテントを担いで来ている

akiraさんは、9/1920・21の2泊3日 … お天気がよくて、羨ましい展望が
ジオンさんは単独行さんとレオさんと3人で1泊2日
   9/22 … 烏帽子・小河内岳    9/23 … 塩見岳 12

                            


山小屋に早く着くには
家を4時前には出ていなければならない。
でも、一日開けるので、家のことをしっかり
やらないとどうも出にくい。
で、主人が朝出かける6:30になってしまった。

通勤割引利用で
   大垣--中津川(1,250円)
   中津川--松川(950円) 計2,200円

8:10にICを降り、大鹿村へ
鳥倉林道駐車場へは9:20着。
だいたい3時間で到着。

駐車場には車がたくさん停まっていた。
早い方は、6時にはスタートし、小屋に1時到着

4時、遅くても5時には到着したいという気持ちでスタート

 時間 タイム   コース タイム 時間
9:45 P.鳥倉林道駐車場 10:50
10:25 0:40 @登山口 0:35 10:15
11:05 0:40 A2/10地点 0:25 9:50
11:35 0:30 B林道まで1km地点 0:20 9:30
11:45 0:10 C5/10地点 0:20 9:10
12:15 0:30 D水場 0:25 8:45
12:50 0:35 E林道まで4km地点 0:20 8:25
13:20 0:30 F三伏峠小屋 0:15 8:10
13:35 0:15 G三伏山 0:20 7:50
14:10 0:35 H小ピーク 0:35 7:15
14:45 0:35 I本谷山 0:25 6:50
15:20 0:35 J縞枯れの木 0:50 6:00
16:15 0:55 K塩見新道分岐 0:25 5:35
16:35 0:20 L塩見小屋 0:20 5:15



鳥倉林道は分かりにくい方がみえるようだ。
以前通った道を行く。帰りは広い舗装道路経由で帰る

どちらも、入り口に看板がある

夕立神パノラマ公園の先なので、この看板を目当てに細い林道を走る

二度目の道なので、迷うことはありませんでした。

 9:20 着 / 9:45 P.鳥倉林道駐車場出発
すぐ傍に水洗トイレがあるのはありがたい。
入り口のゲートにある、登山届けに記入して出かける
歩き始めに、静岡からみえた若者おり、日帰りで、足取りも軽やかでどんどん離れていく。


この時点では、素晴らしいいいお天気でルンルンでしたが……

 10:25 @登山口

若者ひとりとしか、出会いませんでした。左での山斜面には、ウメバチソウがいっぱい

3000m級の山並みが惜しみなく公開あそこまでは遠いんだよな〜〜

 11:05 A2/10地点  11:35 B林道まで1km地点

青いカラマツの急登を登り、2/10の案内を通過(11:05)
全体像がわかるので、この表示はありがたい。

右斜面がザレて、柵で覆ってある場所を2ヵ所通過。展望は雲が多い
ホタルブルロ等の花がちらほら、2つ目はアザミが群生していた。
主尾根に出る。林道まで1km・三伏峠まで2km・2時間(1:30だな)
標準でした

滑りやすい木の梯子は嫌であるが、登りは特に問題なし。下りに苦労しました。
全部で7〜8はあったでしょうか。

 11:45 C5/10地点  12:15 D水場

ガスが出て、暑くはないのは有難いが、展望はなし。(翌日、かろうじて山並みが見える)
場はここしかないので、補充はここで(ちょろちょろとしか、流れていません)
登り客はいませんでしたが、下山の方(単独の男性が多い)7〜8人とすれ違う。
最初の方が、「一人ですか?凄い!!」というリアクションが大きく、笑ってしまった。

寡黙な方ばかりでなく、こんな方が時々みえるんですよね。

 12:50 E林道まで4km地点(渋川小屋からの道と合流)
途中、おにぎりやあんぱんをかじりながら歩く
(ジオンさんは、そんな芸当はできないと、先に行って待ってる間食べてたよな)


合流点から三伏峠小屋まで30分。
ジルザグの道を高度を上げていく。木が密集し、麦草峠を思い出す。

 13:20  F三伏峠小屋 ・2590m

6000万円の工事で建設された
トイレ。100円と200円がある。
akiraさんやジオンさんが
設営したテント場。一張もない
烏帽子方面は右。
左の塩見方面へ向かう
これまでとは雰囲気が違う

 13:35 G三伏山(分岐から10分で到着) ・2615m

晴れていたら、ここで充分いい展望が見られたんですがね〜
akiraさんのレポをご参照ください。 翌日は北アルプスまで
富士山・中央アルプスも雲海の上に見えたようです。

オオシラビソやハイマツが出てきて、気分は上々。
あのハイマツの独特の匂いが大好きなんです。
2500mを越えたかなと

 14:10 H小ピーク

マルバダケブキの園
枯れてはいましたが、最盛期にはさぞかし綺麗だったことでしょう。
手前で、マツムシソウ・トリカブト・ウメバチソウが最後の力を出し切ってました

この辺りから、日が差し始めました。

 14:45 I本谷山 ・2658m

14:30〜 縞枯れた場所から、塩見岳が覗き始めました。5分もすると、ガスがとれ、(14:35)
こんないい眺めがみれました。それまでホワイトアウト状態でしたので、感動一潮です。
あ〜、来て良かったと。この景色だけでもいいやと、その時は思いました。
よくみると、富士山が右手方向に脇役で見えました。

本谷山までの稜線歩きは、ダケカンバや落葉樹が多く
明るくて、気持ちのいい歩きができました。
晴れていると、気分も倍増。



本谷山山頂

紅葉したナナカマド

 15:20 J縞枯れの木

本谷山からは、シラビソのやや暗い道をゆるいアップダウンをしていきます。
樹林帯の尾根道で、こんな立ち枯れた場所でしか、展望は利かない。3箇所程ある。
青空とのコントラストがいいです。富士山は見えなくなる。

この先、権右衛門山の中腹をトラバースする。
取り付きの最低コルの平地で、道が不明瞭になるが、右方向へ進めば問題ない。
 16:15 K塩見新道分岐

薄暗い中の歩きではあるが、道はしっかりしている。
平坦で楽である。時折、石がある所もある。(15:55)
この辺りから、勾配を上げ、シラビソから潅木に変わり始めると
塩見新道への分岐に出る。



さらに急斜面を登ると、ハイマツ帯の尾根に出る。
携帯はauしか繋がりませんの看板あり。


デジ一の変なダイヤルをまわしてしまったのか、露出がアンダーに
ダケカンバの木の間から覗く塩見岳。もう少し待っててね。

後方や右手(烏帽子)方向も山並みが見え出す。
三伏山からの尾根がかなり長いのも見て取れました。

北岳の方向。まだどんな山が存在するか不明

小屋はまだかな?

岩場らしいこんな場所を越えたら
小屋はもうすぐ。気分は上々

 16:35 L塩見小屋

遅くなって申し訳ないです。
もし、泊めて戴けるんでしたらと、若いお兄さんにお願いする。
先客はお食事中でした。

ここでの、トイレは簡易便袋(3つ支給)
近くの小屋にポータブルトイレがあり、そこにセットして用をたす。
全然匂わないし、衛生的である。傍の浴槽のような入れ物に汚物を入れる
丁寧に説明するお兄さん。もう一人みえて、二人で切り盛りして見えました。


夕食の準備をされている間にブロッケン現象がみられました。


17:00〜17:15 夕食をご馳走になりました。
お蕎麦やお味噌汁も手作り。揚げたてのコロッケは具だくさん
美味しかったです。
一泊二日・夕食・お弁当(お稲荷さん6個・翌朝準備)で8,000円でした


 17:15〜17:45 天狗岩方面へ散策



17:25 山頂が赤く染まりだす。暗くなるし、寒くなるので、下山
今から思えば、もう30分先まで行けばよかったなと。
明日の為に、残しておきましたが。山の天候は変わりやすいです。あ〜

小屋の前で夕焼けを楽しむ(下のズーム)

今度は露出をオーバーにしてしまったのか、実際より赤い色が出てない。(残念)


  小屋にて就寝 18時〜4時

毛布上下とその上に布団を敷いて寝ました。
3時起床のつもりで、手元に荷物とヘッドランプを用意。ダウンジャケットも横に。

毎度のことながら、3時間熟睡すると、後は中々寝つけない。
時計が21:10  21:15 全然進まない。
便袋を持って初使用。快適です。


満月の外は明るい。風もなく穏やか。
またもや、山頂へ行きたい衝動に駆られました。
それほど、明るく、暖かい夜でした。

10〜15分夕方見えなかった。仙丈からの稜線が雲もなく塩見まで繋がってました。
あ〜、いつかは縦走したいな。

月明かりで、星は見難く、カシオペア座がわかる程度。
これはイメージ図です。



横になっても、うとうとし、1時2時と一時間おきに時計と睨めっこ。
2時時点で暗い感じと外の風が気になりだす。
3時まではと布団に入って我慢。
さて、外に出てみたら、外はガスで風があり寒い
4時になったら変るかもと、布団の中で待機。


 朝で〜〜す。 4:15起床。5:15 下山開始

小屋の前でどうしようか、空とにらめっこしていたら
お弁当用意できてますよと受け取る。
強行して、山頂へ行ってもご来光が見えないんだったらと下山することに決定。

その間、1時間悩んだ。あ〜。ため息ばかり。
(あんぱんかじりながら)

5時に朝食に皆さん出て見える。
昨日、登って見える方がほとんどでなんの反応もなし。
またもや、あ〜。(家でもよく出、娘にはため息母さんと言われている)


7:15 本谷山の先・お花畑の先で始めて展望が

テント場に昨日気がつかなかった、タカネツメクサ似の花をゲット
ゴゼンタチバナの赤い実がきれい


昨日はなんでもなかった、木の梯子が滑って怖かった。

後1kmか(9:30)。やれやれ。一番出で、途中追い越されることなく下山。
登ってくる方、5〜6人と出会う。

アザミのザレ場の下りも怖かった。
登山口(10:15)30分の所45分かかっている。

こんな展望が。またあ〜あ。
駐車場に10:50着

帰り支度していたら、小屋で声をかけてくださったおばさまも下山。早い。
お話したお二人の写真を撮らせて戴く。

和歌山からお見えの定年退職さん
今回が100名山の99番目
明日から、最後の山・剱岳へ行かれると。
もしかして、akiraさんと会ってみえるかも。
母と同じ年。
三度目の挑戦で制覇できたと万足げ
横浜から一人でバス・タクシー利用と。
薬師〜室堂も縦走された兵です。
完全に負けました。

鳥倉林道を行きと違うコースで下山。
入り口にJAあり

12:40 松川IC近くの温泉へ 隣のりんごのお菓子屋さん

3:30には無事帰宅しました。
誕生日登山ありがとう。(静かな山でした)