カレンダーコレクションです。2016年(ゲストの方々の画像にて)
2年振りにゲストカレンダー復活です。
今年もギリギリまで雑用が多く、時間切れ寸前セーフ(?)の形で組むことが出来ました。
1月 朝焼け(青山高原) さくら さん |
いつも見せていただいている風車のある雪景色の高原が、赤焼けして見えた瞬間です。 山肌に雪が積ったときにだけ見られる、特別な色なのですね。常緑のミドリではこの色は、 望むべくもありません。まさに一期一会をものにできたさくらさんの勝利でしょう。 多分しんしんと冷え込む、日の出直後のタイミング、襟元を引締め歯を食いしばり… 頑張り屋のさくらさん。今年も一年すばらしい絵を見せてくださいね。 | |
2月 カモ立ちさくら さん |
何かに追われたのでしょうか? 浮んでいるだけでは全く印象が異なった絵に過ぎません。 上手く飛びたちのタイミングを狙って撮った秀作ですね。 飛立った方向もお日様に向ってですし、いろんな幸運が合さっての絵なのでしょう。 咄嗟だったのか水平線が傾いてしまったのは、ご愛敬でしょうか? | |
3月 荘厳風さん |
風さんが今お住いの高層マンションからの眺めなのでしょう。山並から昇る朝日が厚めの雲に阻まれ、 足元は朝焼けを残し、天空へは薄明光線(ヤコブの梯子)と呼ばれる光芒(こうぼう)が伸びていますね。 誰でもこのような光景を目にしたら、神秘的なものを感じてしまうでしょう。 これだからいつだってカメラは手放せなくなってしまうんですね。 | |
4月 花筏さくら さん |
さくらさんのお得意ショット? 「花筏」シリ−ズです。 端正な夫婦花とも見える桜の小枝が、風もなく薄曇の空を映した水面にぽっと浮いています。 この枝を独り占めしたようでチョッピリ後ろめたい気持もありますが、やはりゆっくりと愛でたい。 爛漫の春から、縁起が良いわい。と見栄を切りたくなりました。 | |
5月 アサギマダラ vs ノハラ アザミ さくら さん |
アサギマダラが見たいと、念じたら叶った絵のようです。 逆光且つ見上げで憧憬の蝶をものにしたときの感慨は、如何ほどのものだったのでしょうか?。 部外者の私には伺い知れない事ですが、きっとその場で小躍りしていたことでしょう。 それを遠くから眺めていたら、今で言うストーカー行為として手が後ろに回りかねませんが、 この写真なら、誰に咎められることなく見ていることが出来ます。すばらしいの一言です。 | |
6月 ホシミスジvs 紫陽花 風さん |
仲間のコミスジは何処ででもよく見かける普通種ですが、こちらはチョッピリ少なめのホシミスジです。 今見えている翅表だけでは、同定は難しいですが、翅裏に廻れば… などという小難しいことはさておいて、 アジサイの花を見ながら何を思うのでしょうか? 背景もスッキリ。中間ボケに紫の花の色と葉を配した構図がお見事です。 | |
7月 チョウトンボvs 風さん |
夏日、日射を避けて尾を立てとまる雄です。そんなに熱いなら日陰に移動すれば? でも彼には、そこにとどまざるを得ない、即ち憧憬の彼女(マドンナ)の到来を待つ出待ち状態なのです。 「極楽蜻蛉」と気ままに暮す喩えで勝手に使われている彼らですが、熱暑の中じっと待つ努力も見て欲しいものです。 居眠りをするわけにも行かない見守りですから、テリトリー内に別個体が入ったと見るや、即時臨戦態勢に入れるよう 常に緊張状態が続く姿勢なのです。 差上げた尾端が尖って古代エジプト期に造られたモニュメントに見えるため「オベリスク姿勢」と呼ばれています。 被写体に夢中になった撮影だと、枯れた穂先までフレームに入れることが疎かになるところですが、きちんとカメラを振って穂先までバランス良くフレーミングしているのはお見事です。 | |
8月 カメムシSP 幼虫 vs マツカゼソウ 風さん |
この仲間の幼虫は、同定も難しい種が多くていつも選者泣かせです。 まあこの際は種名などさておいて、可愛い瞳を楽しみましょう。 例え成虫になって臭いと言われようが、今は未だ未熟な若者なのですから。 カメラと対峙した風貌には風格さえ感じられますね 背景の抜けと良い、配置と良い、申分ない絵です。 | |
9月 鰯雲脇さん |
天空では闇から朝へとバトンタッチは済まされているのに、地上ではそれに気付かぬのでしょうか? 公園の街灯は、煌々と明りを灯しています。 地元紙に掲載されたとのことで、脇さんからお借りして使わせてもらいました。 お散歩にカメラは手放せない脇さん故、ものにできたワンショットですね。 これからどんどんお日様が昇ったら、鰯が鯖や鮪に変身してしまうのでしょうか? | |
10月 木漏れ日脇さん |
脇さんのご自宅から望める朝景が、脇さんのテーマだそうです。 ご自身のブログに毎朝の朝日画像を投稿し続けておいでで、それこそ雨の日も晴れの日も、 二日酔いの日も…。全部一堂に会したら、劇的な絵もあり、まったりな絵も…、 目が離せない瀬戸内絵巻が見られそうですね。 | |
11月 飛行機雲風さん |
夕焼空にぐ〜〜んと伸びる一条の飛行機雲が、とても爽やかです。 小高い丘に登って、手前には雄花があって、秋風もちょっぴり背中を撫でて通り過ぎました。 あんなに暑い暑いと言っていた2か月ほど前が懐かしく思い出されるほどに、時が過ぎ去りました。 せわしない雑事を忘れさせてくれる、貴重な一瞬でした。 | |
12月 雪華風さん |
見るからに凍えそうな凛とした絵ですね。 こんな日は、師走の中忙中閑あり。熱いお茶でも入れて、今年一年を振返ってみましょう。 来年も良い年でありますように。 |