カレンダーコレクションです。

2011年(ゲストの方々の画像にて)

例年のことですが、ギリギリまで選考に手間取りすっかり完成が遅れました。
皆さん力作揃いで、選外に落とすに忍びない作品も多く、独断と偏見に満ちた選考ですが組むことが出来ました。




1月

降雪の朝

さくらさん
夜半過ぎまで雪が降った朝、お日様が昇る前の一番厳しい
寒さの中の撮影でしょう。
朝焼けの空がソラリゼーションで反転したかの様に見えたり
刻々と変わる様子が目に浮かびます。
寒気が撮影者の足元から忍び寄って来そうです。
身を引き締めて 今年こそ、良いことがありますように。

2月

雪日のハト

風さん
最初このコマを見せていただいたとき、一面に舞う粉雪の存在に
気付かずタイトルの意味がピンと来ませんでした。
印刷に合わせて、最低限の加工を加えて、雪が分かり易く
なるよう頑張ってみましたが、如何でしょうか?
素直に こんな場に居合わせられた事に感謝しましょう。
抜けるような蒼空に突然の粉雪。
これだから写真が止められないですね。

3月

サクラ
@天満宮

およしさん
およしさんの作品は、今年この一枚だけです。
普通に写真を撮る際、人工物はなるべく避けたいところですが、
敢えて人工物の天満宮の格子塀を積極的に取り込んでの撮影です。
およしさん写真の醍醐味でしょうか?
是非今年こそ、もっとカメラを持ってのお出かけを…

4月

ゲンゲ

風さん
レンゲソウの名でお馴染みの草ですが、今では自然に生える場所は
なかなか見られなくなりましたね。
たいていは、田畑の緑肥にと植えられたものが種を飛ばし、
今へと繋がっているようです。
花期は長いようですが、一つの房はそれほど長く保つはずもなく、
次々と開花するからそのように感じてしまいますが、
やはり旬は咲き始めですね。

5月

キリギリス
終齢幼虫
vs
ウマノアシガタ

風さん
良く見つけられましたね。先ずはそのことを称えましょう。
彼らの写真を撮るとは、自然の中から彼らを見つけだすことから
始まります。
しかもおあつらえ向きに背景もスッキリとしたウマノアシガタという
キンポウゲ科の黄色い花にすっぽりと納まった所で…
右上からのサイド光で厚みのある精悍なボディを彷彿とさせます。
体長の2倍はあろうかという触角もきちんと画面に納まり見事な
出来映えです。

6月

虹に見守られて

さくらさん
さくらさん写真では、お馴染みの四件家並みです。
間に尖り屋根のお家が増えたのでしょうか?
今回は、ちょうどすっぽりと虹に囲まれてしまっていますね。
ますますこの個性豊かな家並みから目が離せなくなりました。
魚眼レンズで写すのは、勇気の要る作業ですが、
まさにピッタリはまりましたね。

7月

函館遠望

まきさん
6月からの新入生の作品です。
青森県大間の海岸から遠く望んだ、函館市街地の街灯りです。
ダイナミックな黒マグロ漁で高名な町ですが、黒い雲までもが
威勢が良く見えてしまいますね。
茜色がまだ残る完全には暮れきらない時間帯などもあいまって、
何かが起こりそうな予感がしませんか。

8月

大間の花火

まきさん
二月続けて大間の絵です。
兎に角ダイナミックな花火を正面から画面一杯に切り取った絵ですが、
潔さを感じます。
腹にずしんと来るであろう、地響きと共に風圧までもが
感じられるようです。

9月

守護神
曼珠沙華

さくらさん
畑仕事にいそしむ農婦をじっと見守るヒガンバナが何とも
印象的な絵です。
畑焼きの白い煙が、辺り一面漂い。今にもキツネでも出てきそうな
雰囲気が…
実は農婦姿に化けたキツネだったりして。

10月

コスモスの頃

さくらさん
小学校の遠足でしょうか?お弁当やお菓子が詰まった、色とりどりの
リュックサックを残して、一体何処に行ってしまったのでしょうか?
人は写っていませんが、画面の外から子供達の声が聞こえてきそうな、
夢を膨らませてくれそうな秀作です。

11月

大モミジ

風さん
お日様を真っ赤に染まるモミジの葉陰に隠しての撮影です。
逆光が故の立体感、この木のスケール感が上手く表現できていると
思います。
順光撮影だったら、単に大きな木を写した絵で終わっていました。
それほど光線の具合は、被写体の見え方をも変えてしまう要因です。
完全な逆光状態ですから、空の色が完全なブルーにならないのは、
仕方無いですが、こんな時こそ、偏光フィルターを上手く使えば、
紅葉の照り具合と共に、調節することもできますよ。

12月

モン・サン・
ミッシェル
夜景

まきさん
ヨーロッパの彼の地で世界遺産の撮影ですね。
色温度が高い青い光を頂きに、足元は普通の赤っぽく見える光へと
巧みな計算が為されてのライトアップだろうと思います。
チョッピリ、被写体に撮らされた感のある写真ですが、まあ1年の
締めくくりですから、それも有りとしておきましょう。


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