まずは朝の散歩から。馴染み深い場所をぐるりとめぐって、パタンのダルバール広場のすぐ裏手の小道で、ちょっとしたお土産の買い物中に祠を描いてみました。
私たちが訪問したのは、ティハールという、ネパールのお祭りの中でもかなり大きな、長いお祭りの最中でした。この日は家族みんなが集まり、ティカをし、神様をお迎えする日に当たります。
夕方からその様子を伺いに、ある家に呼んでもらったのですが、それまで昼間はキルティプルという、カトマンズの市街地からさほど遠くない、郊外の少し小高い丘の町に足を運ぶことにしました。この町の一番高いところに立つと、カトマンズ盆地をほぼ一周見渡すことが出来ます。
この日はネパールに数多く存在する民族の中でも、ネワールという人々独自の暦よる新年に当たります。
ネワールの人々にとっては大変めでたい日で、ネワール人の多いキルティプルでも、大賑わいでした。そんな中での、寺院と水池のある、広場の様子です。
起伏の多いこの地では、町の中でもこのような風景によく出会います。
ある建物を基点に、それぞれは全然違う方向へ伸びていきます。こんな風景が、割合好きです。
ここも起伏ならでは。道が直角に行き会うことが難しいので、段差と向きの違いを修正するような場所に、このようなぽっかりと空いた、明るい空間が出来上がっていたりします。
このスケッチの道を右へ曲がると、段の下で、おばあちゃんがお米を干しています。
夕方に市街地に戻ってきて、早速呼んでいただいた家に向かいました。
お祭りごとの始まる前、だらだらとおしゃべりをする時間に、ここに来ていた三人の子どもたちを描いてみました。
特におねえちゃんの二人は大喜びで、スケッチブックを取り上げて、あっちこっちへ持っていってしまいました。
よく分からないことも多いお祭りなのですが、このように大事な日の大事なことを、家族みんなでやるということは、大変よいことだと思います。
