2009,02,04, Wednesday
乾季を迎えているコルカタでは、街のあちらこちらでインフラの整備工事がおこなわれています。雨季にはできないため、ドゥルガ・プージャも済んで乾季本番を迎える11月の頃から目立つような気がします。
我が家のすぐ近く、買い物のついでに少し遠回りして帰ったときにスケッチしたものです。とにかくコルカタのこういう場所は、活気があります。 すべて手作業で掘り下げるわけですが、一生懸命ハンマーを振りおろす人、運び出す土砂が出るのを待っている人、冷やかしのまなざしで休んでいる人など工事に関わる人間はもちろんですが、通行禁止になるわけでもなく、立ち入り禁止エリアがはっきりするわけでもないので、埃まみれの狭くなった歩道に積み上げられたレンガを避けて、「どいてどいて」などと言いながらヨチヨチと歩く老婦女もいますし、掘り下げされた溝のすぐ脇で長い立ち話をする学生風の人もいます。 時間と空間が密接な関係を持ってよどんでいますが、居合わせる人間がそれを苦にもしないので、その密度が高くなって結果的ににぎやかになるのでしょうか。 | スケッチ | comments (x) | trackback (x) |
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