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Sukla


 出国期日が迫ってきて、連日、友人の来訪があったり、あるいは誰かのところへ招待されたりしています。にも関わらず、どうしても会いに行きたいし、また会ってご挨拶しなければならないと思っている人とは、なかなか都合が合わないものです。
 出国3日前にして、ようやく訪ねることができました。本当に最後の最後、この週末に泊まりに行きました。

 彼女は国費留学で日本に版画を学びに行っていたこともある人で、僕にはよく意味の分からない、とても僕にはできない、面白い絵を描きます。
 親子くらいの年齢差がありますが、なぜか親しく、とても大好きでした。一週間連続で宿泊したこともあります。このとき、一般的な家族像とか主人とお手伝いさんとの関係性とか、全部冗談にしてしまいたくなるような、そんな揺さぶりを受けました。だって、実姉と実兄と一緒に暮らしているのに配偶者と息子とはほぼ別居、住み込みのお手伝いさんは、主人やその親族に「あれやって、これやって」と逆に指示しているのですもの。しかもみんな仲良し。
 なんだかとても気楽な場所で、せっかく訪問したのに滞在のほとんどを眠ってすごしたとしても平気。この家族との思い出は思い出せばあふれ出て、とても言い尽くせません。しかしどれも、うまく書けません。この週末も、面白かった。

 昼下がりにおいとましました。みんな寝巻きの格好で記念撮影をした後、帰り際に、「Don't forget」と言われてドキッとしました。
 英語ではたいてい主語をはっきりさせますが、ベンガル語は日本語と同じように主語を言わないこともよくあるので、「忘れるなよ」と言われたのか「忘れないよ」と言われたのか、よく分かりません。どっちだったのかな。あのハスキーなだみ声が、おかげで頭から離れなくなったのだから、どちらでもよいか。僕たちは忘れません。

 荷物の整理が済みつつあったため、「一枚持っていけ」と言われて嬉しい反面、選ぶのに苦労した彼女を絵を結局2枚持って帰ってきました。どちらも、何とか運びきってやろうと思います。

  

(ゆ)
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