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梅は鎹
 マザーハウスに行ってきました。
 マザーハウスはとても気持ちがよく、素敵なところなので、もう何度も足を運んでいる場所です。でもこの日は見学のために訪れたのではありません。お届けものの用事があったのと、あと、コルカタを離れる前に、何とかKさんにお会いするためでした。

 Kさんは the Missionaries of Charity のシスターで、日本人の方です。以前、いろいろお世話になったことがあり、とても丁寧に、気前よくして下さるので、その後も何か知りたいことがあると、彼女に直接問い合わせるということが幾度かありました。今回も届けものの件で(わ)が連絡を取りました。
 会いに行ったのは、お世話になったのでご挨拶に、という理由だけではありません。(わ)が連絡を取った際に発覚したのは、Kさんのお父様のお名前が、なんと(う)と同名だというのです。それで嬉しくなって、ぜひ顔を見せに行きたいと思ったのです。

 やさしい雰囲気に溢れたKさん。それでもどこか凛とした感じが、以前はありました。しかしこの日は、(う)を見たとたんに、なんだか隙だらけといった感じ。
 ちなみにお父様は『梅夫』と書いて「うめお」というのだそうですが、「(父以外に)『うめお』という名前の人に初めて会ったわ」「他には滅多に会わない名前よ」と、(う)を抱っこしながら、ほかのシスターと囲みながら、そんなことをおっしゃっいます。

 実はKさんのお父様は、もう亡くなられているのだそうです。きっと、彼女がコルカタのマザーハウスに来てからのことだろうと思います。
 the Missionaries of Charity のシスターたちは、各国各地を点々とする場合が多く、彼女もコルカタを去る可能性があります。先のことは全く知らされないそうですが、ここでのキャリアも長いため、「もうすぐかもしれない」と、以前お話したときにおっしゃっていました。だとすれば、ここで(う)を目の当たりにしたことは、彼女にとって何か感慨があったかもしれません。

 一階のマザーのお墓と二階の礼拝堂を一緒に回りました。ほかのシスターも交えて廊下で少しおしゃべりしてから下に行き、最後に玄関口で、「大きくなったら、またコルカタに来たらいいわ。機会があったら、またお会いできたらいいですね」と声をかけていただきました。「お会いできてよかったです」と言って後にしました。
 マザーハウスは、相変わらずとても素敵な場所でした。この場所を再度訪れることができて、よかったです。最初から長居をするつもりはなかったのですが、後にするのが本当に名残惜しかった。
 そして、(わ)も僕も二人とも大好きなKさんですが、最後に縁が不思議と深まったような気がして、なんだかとても幸せな気分で帰ってきました。


(ゆ)
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