メイクブラシを上手く使い分ければ手早く綺麗なメイクができます。
(C) 出典 写真はプロ仕様の定番、AP500シリーズの製品です。
このくらいの種類のメイクブラシがあれば、かなり高度なメイクが可能です。 しかし、予備知識も無くこのようなセットを入手したとすれば、使い分けに困るかもしれません。
例えば「絵を書く」ことを思えば、書きたい「絵」のレベルに応じた筆を使うことは容易に想像がつきます。
高度なテクニックを駆使するならば、少数の筆で多様な表現が可能かもしれません。 しかし、テクニックを補うために最適な筆を使う方が、仕上がりも良く、時間短縮になります。
逆に、高度なテクニックを生かすために、多種類の筆を駆使する場合もあるでしょう。 ですからシリーズによっては、用意していない種類の筆もあります。
また、色を使い分けるために、同じ種類の筆を色の数だけ増やすこともあります。 リップブラシやシャドウブラシは、そうした傾向の筆です。
いずれにせよプロのアーティストは筆の種類を知り、それを使い分けています。 「手早く、最高の仕上がり」を求められるのプロの仕事ですから、それを知ることは貴女のメイクも間違いなくランクアップするはずです。
リップブラシは23アイテム。ノーマルタイプの他、キャップ式、スライド式(プッシュアップ式)は携帯に便利です。
紅筆。つまり口紅のためのブラシである。
化粧品メーカーは、積極的に「新色」を発表している。 それを追うのもよいが、定番の色は決めておきたい。
そして、その何色かのためには専用のブラシを用意したいものだ。 良いブラシであれば口紅の含みも良く、しかもシャープなラインも可能だ。
また、一度ブラシに載せることにより、発色が良くなる場合が多い。
ファンデーション
顔全体に下地やリキッド系を均一に手早くのせるための筆。リキッドファンデーションを額・ほほ・あごに適量のせます。
コンシーラー
シミやにきびなど細かい部分にも適量のコンシーラーをのせることができる筆。目尻のくすみ、小鼻脇の赤み、リップラインなどカバーしたい部分にコンシーラーをのせ、境目を指でたたくようになじませます。
パウダー
顔全体にフェイスパウダー、パウダーファンデーションをのせるための筆。パウダーを穂の表面全体を使って、顔の中心から外側に向かって肌の上を滑らせるように粉をのせていきます。なでることでパウダーが均一に肌に密着し、艶がでます。
フィニッシング・ハイライト
顔全体のベースメイクの仕上げや広い範囲のハイライト用筆。余分な粉をはらったり、仕上げにハイライトをなじませるために使います。顔の中心から外に向かって動かします。
ハイライト
顔の高い部分などを強調することで立体感をだす筆。
明るい色やパール入りのハイライトカラーを鼻筋、目まわり、顎先など高く見せたい部分にのせます。
アイシャドウ/ベース
まぶた全体にアイシャドウベースをのせる筆。しっかり発色。目元に明るめのアイシャドウを眉下からまぶた全体にグラデーションさせます。筆をねかせて使うことで自然にグラデーションします。
アイシャドウ/アイホール
上まぶたのキワからまぶたのくぼみ部分までがアイホール。小回りのきく毛先を使い、目のキワから上に向かって自然なグラデーションをつくります。
アイシャドウ/シャドウライナー
目のキワに引いたアイラインを自然にぼかす筆。ラインに濃いめのシャドウを重ねてぼかします。筆の広い面と細い面の両方使え、化粧直しにも便利です。ジェル状ライナーにも。
アイブロウ
色をブレンドすることで、自眉を活かし自然な眉ラインを実現する筆。眉山の位置を決め、筆先を使い眉山~眉尻までを描き、次に残ったパウダーで筆の毛先を使い、眉山~眉頭に向かってぼかし込んでいきます。
リップ
口紅を引くときやコンシーラー用としても使える筆。口紅を筆の根元までたっぷりと含ませます。
筆をねかせ、表面全体を使い、端で輪郭をとりながら一気に塗ります。
チーク
頬などに華やかさと立体感を演出するための筆。
筆をねかせて穂の表面全体を使い、やさしく骨格に沿わせることで極自然なグラデーションが楽しめます。高く見せたい部分にはハイライトとしても。