758 槍ヶ岳 撤退
岐阜県 高山市 2500m付近まで |
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H24年8月18〜19日 |
阿繍さんと、くぼちゃんと3人 |
旧村営無料駐車場〜新穂高温泉〜 |
帰りにみた 北穂 ドーム
8月18日
0:45 自宅発〜1:00=1:05 阿繍さんの家〜1:30=1:35 くぼちゃんの家〜1:55 各務ヶ原IC〜東海北陸自動車道〜3:00 清見IC〜3:20 高山〜R475〜4:10 栃尾橋〜 4:20 無料駐車場着=4:50 駐車場出発〜5:00=5:05 新穂高温泉 トイレ〜5:10 ゲート 右股林道に〜
6:00=6:05 穂高平避難小屋 休憩〜6:45=6:55 奥穂登山口 白出小屋 休憩〜
7:00=7:05 白出沢テント トイレ〜7:25 ブドウ谷〜7:30 ヒカリゴケ〜 7:45 チビ谷〜8:10 沢〜
8:20 滝谷避難小屋〜8:25=8:35 滝谷〜8:40 藤木レリーフ〜9:10 南沢〜
9:25=9:50 槍平小屋 休憩〜9:55 キャンプ場〜10:10 2100m〜10:30 中ノ沢 2200m付近〜10:55 雲が出る 2300m付近〜
11:15 雨が降り始める カッパ上着用 2400m付近〜11:20 カッパのズボン着用〜11:40=12:00 激しい雨と雷で停滞 2500m付近 西尾根分岐手前〜
撤退 12:20 濁流〜13:00 中ノ沢〜
13:20=14:20 槍平小屋 昼食〜14:30 南沢〜14:55 沢〜
15:00=1520 滝谷 橋を架ける時間待ち〜15:55 ブドウ谷〜
16:15 白出沢〜16:20=16:30 白出沢テント 休憩〜16:55=17:15 穂高平避難小屋 休憩〜17:30=17:35 登山道出口〜17:45 ゲート〜
17:55 新穂高温泉 トイレ〜18:00 駐車場着 18:10 くぼちゃん、阿繍さん着
18:25 駐車場出発〜19:20 高山市ホテル確認〜19:25=19:40 スーパーで夕食の買出し〜19:50 ホテル駐車場〜
19:55 ホテルアクティー着〜20:00 乾杯〜20:05=20:30 展望温泉〜20:40=21:30 慰労会、、就寝
8月19日
6:00 起床〜温泉〜7:00=7:30 朝食〜
8:00 朝市に出発〜8:10=8:30 陣屋朝市〜8:45 ホテル着〜温泉〜9:40 ホテル出発〜
10:00=10:15 道の駅 ななもり清見〜11:30 各務原IC〜12:15=12:55 森海 昼食〜13:20 くぼちゃんの家〜13:50 阿繍さんの家〜14:20 帰宅
8月18日
0:45 自宅を出ます
1:00=1:05 阿繍さんの家に、迎えに行きます
1:30=1:35 くぼちゃんの家に着き、予定通りに出発します
1:55 各務ヶ原ICから、東海北陸自動車道に、
3:00 清見ICで出て、
3:20 高山市内にR475で新穂高温泉に向かいます
4:10 栃尾橋を渡って
4:20 旧村営無料駐車場に着きました。
4:50 阿繍さんのおいしいたまごサンドイッチを朝食に戴いて、支度をして、駐車場を出ます
5:00=5:05 新穂高温泉で、トイレを借ります。結構な人です
槍ヶ岳は西鎌尾根と、南へのびる大喰岳との間にはじまる飛騨沢沿いに
蒲田川右俣林道を歩きます
この道が、槍ガ岳への最短ルートで、今回はこのルートを行きます
5:10 飛騨側のバス道終点、新穂高温泉のバスターミナルから、舗装道路の坂を登り、新穂高ロープウェイの駅の横を通ります。
すぐ上手の駐車場から林道に入り、、カーブを4つほど行くと、小鍋谷の橋があり、ここにゲートがありあます
夏道登山道、、少しショートカットでした
橋を渡って右俣沿いに林道を進むと、やがて右側に「穂高平近道」の標識があります。
急ぐなら急登の近道を行けばよいのですが、林道をのんびり歩いた方が楽だろうと、林道を行きましたが、
地図を見ると、、、大回りしました(汗)
水場もありました
6:00=6:05 穂高平避難小屋に着きました
高平には牧場と穂高平避難小屋があります。
ここで休憩します。
新穂高から約1時間、アルプスの展望があります。
見えてるのは穂高の稜線、槍ヶ岳も見えてます。
ここは牧場でしたが、、今は??
この先、林道はブナ林の中を、白出谷(しらだしだに)出合までほぼ水平に歩きます。
ソバナ?
お天気も良い、、途中から展望が良いので、笠ヶ岳のほうが良かったかな〜と、、
崩れたところで新穂高情報基地のパトロール車、、「乗せてって、、欲しいなあ〜」
抜戸岳
笠ヶ岳、山荘も見えた
6:45=6:55 奥穂登山口に着きました
白出小屋があります
ここでオレンジを食べて、休憩します
7:00=7:05 白出沢手前にテントがあり、トイレを借ります。
、、、かなり勇気の要るトイレでした。
白出沢を渡ります
水流のない白出谷を渡ると、登山道になり、針葉樹林の中の平坦な道となりました。
石や木の根っこの上を、歩くので、滑りやすい
岩も滑りやすかった
7:25 ブドウ谷に。
素敵な稜線です
7:30 ヒカリゴケがありました
笠ヶ岳からの稜線、錫杖岳も見えてます
左下に右俣谷の川音を聞きながら、歩きます
7:45 行きのちび谷です
8:10 沢の様子です
オトギリソウにタマガワホトトギス
さらに進み、オオシラビソの林を登ると、滝谷出合です。
白出谷から滝谷まで、あまり標高差はない、、200mくらい。
8:20 滝谷避難小屋に来ました。
ここまで、3時間半、、いまのところ、いいコースタイムです。
8:25=8:35 滝谷を渡ります
滝谷は水量もあり、川原からは水量のある滝が見えました
行きの様子 この橋が流されて、、
帰りの様子です
8:40 藤木レリーフに来ました
ここの湧水は飲めます
空は青く、、飛騨沢
稜線もきれいに見えてます
センジュガンピ、、このあたりから阿繍さんが遅れだしました。
今日は調子が悪いかも、、
槍平へは、南岳側の山腹を巻くように登って行きます。
シモツケソウも咲いてます
ミソガワソウにオンタデ
北穂 ドームが見えてます
9:10 行きの様子 南沢に来ました
帰りの南沢
稜線には雲が出てきました
木道が出てくると、槍平小屋は近い
しばらく樹林帯の緩い登りを続けると、突然視界がパッと開けます
沢の水もきれいで、今まで違った風景が広がってます。
トリカブトにサラシナショウマ
9:25=9:50 槍平小屋に着きました。
早速、コーラを買って休憩します
槍平小屋 相変わらず、青空ですが、、雲がちょっと出てきました。
9:50 出発この時点では、まだまだ青空、、
9:55 キャンプ場を抜ける
槍平は、南岳や奥丸山への道が分岐するところです
前回は南岳新道を降って来ました。
ここから道は左岸沿いに樹林帯へ入ります、
トモエシオガマにミヤマハハコ
10:10 2100m地点
展望のない樹林帯を登ります
トリアシショウマ?にシロバナイチヤクソウ
10:30 行きの様子 中ノ沢 2200m付近です
帰りの中ノ沢、飛騨沢
カラマツソウにカニコウモリ
オヤマボクチにクロトウヒレン
10:55 雲が出る 2300m付近
ここまで、遅れ気味でしたが、なんとか順調に登って来ました。
槍平小屋から、、 阿繍さんが相当遅れるようになりました。
これが、落雷のときに稜線に出てなくて、、返ってよかったかもしれません。
この時点でくぼちゃんに、槍ヶ岳に登ってもらい 私は槍平小屋に、阿繍さんと泊まろうかと思ってました。
雲がもくもくわいてます
11時頃から 雨がポツポツと降ってきました。
阿繍さんが、相当バテています。
11:15 雨が降り始めます
カッパ上着を来ました 2400m付近です
11:20 次第に雨が強くなり、カッパのズボン着用します。
ここで戻ろうと思いましたが、くぼちゃんが先行してます。
まず、どうするか、、連絡をしなくては、、。
11:30 さらに雨がひどくなり、雷が鳴り出しました。
11:40 くぼちゃんは途中で待っていてくれて、3人で、雨の止むのを待ちます。
しかし、降りはこれまで経験したことがないような強い降りでした。
段々身体が冷えてきました。
阿繍さんに、「濡れるけど、ダウンを着よう」 「このままでは、低体温症になってしまう」と、
前に西岳で、ダウンを着なくて、低体温症になりそうになった事があって、
多少濡れても、着れば、体温で乾いて、身体を保温すると思いました。
着る時に多少濡れましたが、着て、正解でした。暖かくなりました。
しかし、降りはひどくなるばかり、、 登山道が川のようになって来ました。
鉄砲水も怖い、、。
2500m付近 西尾根分岐手前です
12:00 撤退 「くぼちゃん、ごめん、命が惜しいから、降ろう」 槍はまた次回にと、、
私達のいるところは、樹林もそんなに高くなく、 東に谷になっていて、西は飛騨沢です。
尾根を歩いていて、大喰岳や中岳方面からの雨水は流れてきません
尾根の上から、流れてきている水が、どんどん増えてきて 濁流になってます
滑らないように、気をつけながら、時には膝下くらいに浸かって、降ります
深そうなところは、藪こいで、登山道でないところも歩きました。
12:20 濁流
13:00 中ノ沢
心配だったのは、中ノ沢です。 なんとか、渡れました。
水は二手に分かれたりして、飛騨沢にどんどん流れて行き
槍平小屋近くになると、水量も減りました。 ただし、まだ雨は降っていて、雷もなってます。
雨が降って、北穂からの稜線が、、
13:20=14:20 槍平小屋にやっとの思いで、着きました
無事に小屋まで降りられて、ほっとしました。
今夜は槍平小屋に泊まりで、
あす、もう一度、槍を目指すか?ちょっと、コースタイムがきついので、無理かも、、。
または、奥丸山に登り、新コースの左俣に降って、帰ろうかと思ってました。
小屋の休憩室で、、快く休憩させていただけました。ありがとう
小屋に着いて、昼食をとりながら、相談します。
くぼちゃんは、靴もびしょびしょだし、着替えもズボンもないし、、 このまま濡れているよりも、新穂高まで下山したいと、、、
うーむ、、途中の沢が心配です。 槍平から先は、稜線の雨が直接流れ込んでます
鉄砲水も怖い 白出沢の橋は鉄製で大丈夫と思うけど、、 滝谷の橋は良く、流されると聞いてます。
増水していたら、渡れないかもしれない、、、
阿繍さんは、これから、、また4時間も歩けないかも、、
色々話しましたが 14時近くになり、 雨も止み、
阿繍さんも降ると言ってくれて、皆で降ることにしました。
14:20 明るいうちには、林道までは降れそうです。
晴れて来ましたが、先に登った人たちは、稜線手前で2時間近く、待ってたのでしょうか??
誰も戻って来なかった、、。
小屋で会ったのは、槍ヶ岳から降って来た人ばかりばかりでした。
雷は、、大丈夫だったのでしょうか
晴れ上がった北穂からの稜線
14:30 南沢に来ました
増水しています
増水していて、最後は跳んで、やっと渡りました。
最初にくぼちゃんが渡ります。次に私もエイヤっと、、
阿繍さんがザックを投げて、身軽にして、くぼちゃんのところまで跳びました
帰りも滑りやすいので、気を付けて降ります
道もびしょびしょ、靴の中もびしょびしょですが、、
14:55 沢、、行きの様子とぜんぜん違いました。
鉄砲水??
15:00=1520 滝谷に来ました
大勢の人が待ってます。やはり、、橋が流されてました。
でも、流された角材を担ごうとしてる人たちがいました。 どうやら、復旧出来そうです。
一人、二人と増えて、10人ぐらいで担いで、川を渡して、1本出来ました
15:15 もう1本、また、担いで、2本揃えて、、思わず歓声があがり、拍手の嵐でした。
中心の方が、両方の角材を繋いで、完成
15:20 登りの人たちが渡り、次に私達降りが渡りました。
しかし、、明日も雷、、かも、、。
登っていく人も、沢山居ました。
どうやら、2時間近く待ってた人たちも居たようで、私達は15分ほどで渡れて、ラッキーでした。
15:55 ブドウ谷
16:15 白出沢に
16:15 白出沢まで来たら、水はなくて、 ここからは林道歩き、、ほっとしました。
16:20=16:30 白出沢 テントで休憩して、阿繍さんとくぼちゃんを待ちます
白出小屋を過ぎ
崩壊場所からは相変わらず、展望が良いです
あと1時間、、
避難小屋が近くなりました
16:55=17:15 穂高平避難小屋で阿繍さん、くぼちゃん待ちながら、荷物の整理です
今日は沢山の人が泊まってるようです
帰りはショートカットの登山道に行きます
しかし、、岩、ハシゴ、、
崩れたところもあり、結構きつかったです。
17:30=17:35 登山道出口に着き、2人を待ちます
後少し、、
17:45 ゲートを過ぎました
新穂高情報基地です。
17:55 新穂高温泉に、この時間は静かです
今日はお盆で泊り客は多いようですね。
駐車場に戻ります
18:00 駐車場に着きました
18:10 少し後で、くぼちゃん、阿繍さん着
無事に3人で、下山できてよかった
今日は、13時間歩いて、、槍に登るより、大変でした
今日はクタクタで、 前回錫杖岳に登った時に、泊まった高山市内の宿の名前を思い出せなくて
はうさんにメールしましたら、空きを調べてくれて、、3人は無理とのこと。
じゃ、、他はないですか?と、、、はうさんにお願いして、調べてもらいましたら、
じゃらんで高山駅近くのビジネスホテルが空いてると、、
しかも、1泊朝食付き、温泉付きで、4650円!
早速予約してもらって、温泉も宿で入ろうと、高山の宿に向かいました
途中のスーパーで夕食の買い物して、
(外に、食べに出る元気はなかったです、、)
宿の温泉で汗を流して、ささやかな慰労会をしましたが、、すぐにバタン、キューでした。
山は非日常的な経験が出来ますが、、、
楽しいばかりでなく、、今日は特別怖い思いをしました。
貴重な体験でした。
*追記
ブログにも書きましたが、帰って来てから、新聞を読んで不思議に思いました.
記事は
18日午後1時10分頃、長野県松本市の北アルプス・槍ヶ岳(3180メートル)の山頂で、
登山者の男性が落雷直後に倒れ、県警ヘリで市内の病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
山頂?? 山頂付近ではないのです。
山頂は山荘から、穂先を30分ほど登ったところにあります。
山荘の近くでは無く、、槍の穂先で雷にあった模様です。
しかも、、午後1時10分頃です。
雨もひどく、雷は11時半頃から午後2時頃までひどく鳴ってました。
雷のひどかった時間帯、多分12時半過ぎ頃に、
山荘あたりを出発し、槍ヶ岳の山頂に向かったと思いました。
関連記事を調べたら、
http://i.yamaten.info/diary/i723_25/250/
やはり、、でした。 避けられた事故だったのではと、悔やまれます。
18日
*登山口まで 3時間35分
*行動時間 13時間10分
登り 6時間50分(休憩時間 55分)
停滞 20分
降り 6時間(休憩時間 1時間55分)
*帰り ホテルまで 1時間30分(夕食買出し含む)
19日
*帰り 4時間40分(買い物、昼食含む)