757 室堂〜仙人温泉〜欅平縦走 2日目  

富山県黒部市 標高 1550m 
 H24年8月12日〜14日
mihoさん、くぼちゃん、はうさん、
フィンさん、はまちゃんと6人
剱沢小屋〜黒ゆりの滝〜
剱沢雪渓〜ナムの滝〜
真砂沢ロッジ〜ハシゴ谷乗越分岐
  二股〜池の平分岐〜
 仙人峠〜仙人池ヒュッテ〜
仙人温泉小屋
 







仙人池にて、くぼちゃんと





今日は日本三大雪渓の剱沢雪渓を歩きますが、
2500mの剱沢山荘から、1800mの真砂沢ロッジまで降ります
雪渓が終わった頃から、雨が降り出して
真砂沢ロッジも、雨の中、、立ったままで休憩。
その後、二股まで、さらに200m降ります。
二股からは、約600mを仙人峠まで登り返します。
ここがやはり、一番きつかったです。
仙人池ヒュッテも雨の中。
時々雨は止んでましたが、仙人池に着いたら、雨。
立ったままでカップめんを作り、食べました。
雨の中の食事は難しいですが、
いざとなったら出来る事がわかりました。
ヒュッテの中はカッパや靴を脱げば、休めるのですが、
濡れていて、脱ぐのもいやだったので、
そのまま外で、食べました、、雨のしずく入りラーメン、、(汗)
仙人池から仙人温泉小屋までは問題ない歩きかと思ってましたが
ここが、一番難しかった、、。
崩れてるところや、雪渓がパックリ、口を開けていたりで
緊張の歩きでした。
    たどり着いた仙人温泉小屋は、貸切の個室で、温泉につかって
、午後はまったりと、過ごせました。  
    しかも、、到着後はずっと晴れてました。     
    到着して乾杯して、温泉に入って、また乾杯して、
歓談して、楽しい午後でした。  
     高橋仙人も良い方でした。     
    夕食後は仙人のギターを聴いたりして、また楽しい時間をすごせました。



付近の地図

 8月13日
  4:00 起床〜5:00 朝食〜5:35 出発
  6:00 黒ゆりの滝〜6:00=6:10 剱沢雪渓 アイゼン装着〜6:35 平蔵谷〜6:50 長次郎谷〜ナムの滝〜7:00=7:15アイゼン外し〜
  7:30=7:45 真砂沢ロッジ 休憩〜8:10 ハシゴ谷乗越分岐〜
  8:40=8:50 二股 休憩〜8:53 左手に〜8:55 右に入る〜9:35=9:50 休憩〜10:35 池の平分岐〜
 10:40 仙人峠〜10:50=11:30 仙人池ヒュッテ 昼食〜11:45 沢に(左岸を行く)〜12:00=12:05 休憩(右岸に)〜12:25=12:30 休憩 雪渓に〜
 12:35 左岸から雪渓を渡る〜12:45 左岸〜12:50 仙人温泉 元湯見えた〜
 13:10 仙人温泉小屋 着〜13:20 乾杯〜13:40=14:15 温泉〜14:15=17:50 歓談〜
 18:00=19:40 夕食〜20:20 就寝

 8月13日
 
  4:00 起床しますが、、霧で、視界が利きません
     周りはなんとか、見えるようになって、、雪渓も歩けそうです。
  5:00 朝食を食べて

 
  5:35 支度をして、出発します。
     だんだん、明るくなってきました

  
   剣山荘からの降りは急ですが、剱沢山荘からの降りは夏道を降ります。

 
  6:00 黒ゆりの滝で剱沢雪渓に出会います

 
  6:00=6:10 剱沢雪渓手前で、アイゼンを装着します。
         あらら、、10本爪のアイゼン持って来てしまった、、(汗)
         どうりで、、重かった。6本爪でよかったのに、、ね。

  
    雪渓の降りは、快適で、さくさくと降ります。
    指示通り、なるべく真ん中を歩きます。
    今年はこのあたりは、雪が多く、歩くのには問題がありませんでしたが、端の方は溶けてます。
    下は水が流れていて、クラックに落ちると、、助からないので、 気をつけます。

 
    軽アイゼンの人は、時々外れたらしく、、苦戦してました。

 
    降りは気持ちが良いですね。
    昨日の登りと違って、、飛ばし、、いえいえ、、
    後続を確認しながら、、待ちます。(汗)

 
  6:35 平蔵谷で小屋でもらった雪渓の地図の確認します

  
   今日はそんなに歩いてませんが、秋の紅葉時には、仙人池にたくさんの人が行くそうです
   雪渓も溶け始めて、、歩きにくいかも、、。

 
    この後、2組の人とすれ違いましたが、、欅平からだと、、かなりの登りになります
    仙人池から、ピストンかも、、。

  
6:50 長次郎谷
   この谷を登ってる人が居ました。
   池の平乗越あたりに出て、剱岳を目指すのでしょうか?
   この源次郎尾根登ると剱岳に行けますね。、

 
  ナムの滝あたりに来ました。雪渓も終わりです

  
  7:00=7:15 アイゼンを外します。、、雨が降ってきて、カッパも着込みます。
        カッパを履く時、室堂でもらったゴミ袋が活躍しました。
        靴の上から、ゴミ袋を履いて、その上からズボンを履くと、カッパが汚れないです。
        老師、お勧めの技です。雪山のズボンを履く時も活躍しますね。

  
      真砂沢ロッジのホースを辿って、左岸を歩いていきます

 
     また、雪渓に来ましたが、今度はアイゼン無しで、真ん中を歩きました。

 
    雪渓が切れると、ロッジのテン場が見えてきました

 
  7:30=7:45 真砂沢ロッジで、トイレを借りて、休憩します。

 
   雨が降ってるので、立ったまま、おやつを食べます

  
   出発すると、ミソガワソウ、沢に降ると、また雪渓です。

 
    二俣に向かいます

  
   マルバダケブキ?の群落です

 
  8:10 ハシゴ谷乗越分岐に来ました
     ここは橋を渡らず、左に、左岸の沢沿いを歩きます

  
   沢沿いを登ったり、沢を歩いたり、、踏み跡を辿ります

   
    ハシゴもありました

 
   増水時は、ちょっと怖いかも、、

  
   鎖を伝っていくと、二股の橋がみえました

  
  8:40=8:50 二股でも、立ったまま、休憩します。
         橋を渡って、左手に

 
  8:53 左手に入って、しばらく沢を行くと
  8:55 右手の岩に赤ペンキで書かれてます。
      ここを入ります。仙人新道です。コースタイム2時間半、、、。
      先行の2人組の方は、ここで離れてしまったそうです
      後ろの方が違ったところに入り込んだようでしたが、先行の人はどんどん登って行って、、、。
      分岐では、必ず後続を、、待たないといけないですね。
      私も、気をつけないと、、、

   
    ここから仙人峠への登り返しはつらかったですね。
    樹林帯の登りを過ぎて、展望が出てきて、、ほっとしました。
    二股からこんなに、登って来ました

 
  9:35=9:50 ベンチがあり、休憩します。
      三の窓雪渓でしょうか?見えてます

   
    どのあたりが仙人峠かな、、まだ200mは登らないと、、。

  
   ハシゴを超えて、あの高さまで、、頑張って登ります
   はうさ曰く、、「ジオンさん、もう高所でないから、、ガンガン飛ばすと、、」
   低地は苦しいだけで、吐き気はないですので、飛ばし気味になります、、。(謝)

 
    仙人池ヒュッテが見えてきました

  
 10:35 池の平分岐です。
    左に行くと池の平山です。
    右に、仙人池ヒュッテに向かいます

  
 10:40 仙人峠に来ました。ニッコウキスゲが咲いてます

  
    湿原にはイワイチョウとイワカガミも、、


 10:50=11:30 仙人池ヒュッテに着きました。
    雨が降ってるので、逆さ剱岳は、、見えない
    意外と小さい、、と皆の感想です。

 
   カッパを脱げば、ヒュッテの中に入れますが、、脱ぐのも面倒との事で
   そのまま、ベンチで昼食を食べます
   ポットのお湯を注いで、雨粒入りのカップめんを食べます

 
   晴れてると、、こんな感じにみえるそうです

  
   小屋の方に、この先の雪渓の状況を尋ねます

  
    あと1時間20分で仙人温泉です。沢に向かって降ります。

  
   ハシゴ、、からゴロゴロの岩を降ります

  
 11:45 沢に着きました
     小屋で聞いたとおりに左岸を行きます

  
   オオバミゾホオズキやオオバキスミレ

  
   キヌガサソウも咲いてました

  
    雪渓が割れてます。ベニバナイチゴ

  
 12:00=12:05 右岸に渡るところで、休憩します
     水が冷たくて、気持ちがいいです。今日は蒸し暑い、、。

  
    スダヤクシュ、、鎖場です。

 
   鎖場を登って、大きく回りこんで沢を渡ります

   
     右岸をそのまま行くと、、雪渓が出てきて

   
    まだまだ、右岸を行きましたが

   
    トリカブトに、マルバダケブキ、チョウジギク

  
    タネツケバナ、ショウジョウバカマも咲いてます
    崩れて、どこに?というところもありましたが、、樹木を掻き分けて、、谷を渡りました。

  
  12:25=12:30 右岸を行くと行き止まり、、ここで、ぱっくりとあいた雪渓の上を慎重に渡って行きます

  
    左岸に渡り、しばらく行くと

 
    左手奥に、赤ペンキがありましたが、、、雪渓まで1m以上離れてます


 
 12:35 少し戻って、雪渓を渡りますが、、滑ります、、、アイゼンを付けた方が安全だったかも、、。

 
    ロープも途中で終わってました。(汗)
    滑らないように注意して、渡りました

 
 12:45 左岸を歩いてしばら行くと
 12:50 仙人温泉 湯元がみえました。
     見えている道は明日歩く雲切新道のようです

  
    見えてからが、、遠かった、、。

 
 13:10 小屋の手前に、こんな風に書いてあって、
     すぐに、仙人温泉小屋に着きました
     左手のバンガローが私達の部屋でした。

 
 13:20 バンガローの中です。6人で貸切です。
      早速、冷えたビールで乾杯します。

  
 13:40=14:15 露天風呂につかりに行きます
     女風呂は4人で貸切で、、写真を撮り合って、、楽しかった。↑、、クリックしても大きくなりません。
     また、風呂上りにビールでした。

  
 14:15=17:50 バンガローに戻って、夕食まで、つまみを戴きながら、楽しいおしゃべり、、
     色々な告白話?もあって、面白かったです。

 
     着いた時からは、雨も上がって、唐松岳も見えてます
     →こちらは、混浴の風呂、、女風呂よりも、大きめです。
     夕方から、、、大雨になりました

 
 18:00=19:40 夕食は、鶏肉の炒め物と岩魚の甘露煮、とろろと煮物2種にお味噌汁、メロンのデザート
    食材はお手伝いのお二人が、今日、雲切新道を歩いて、持って来てくださったようです。
    ビールもおいしかったし、夕食もおいしかったです

 
    今日の泊まりは16人、お手伝いの人2人と高橋仙人
    食後、仙人がチンネに登って、ギターを弾いたビデオをみました

  
  この壁は熊の爪あと
  2007年、、ここのベニヤ板を破って、熊が冬眠してたらしい
  このりんごのオブジェも、熊のかじった痕、、
  そして、、高橋仙人のギター演奏、、「禁じられた遊び」が始まりました

 
   仙人温泉の入湯証明書です。
   楽しく、食事をしてましたが、、雨が小降りになるのを待って、バンガローに戻りました
20:20 就寝

今日は途中から、ほとんど雨に降られましたが
暑いくらいの陽気で、汗びっしょり、、低体温症の心配はありませんでした。
心配していた、雪渓も無事に渡り、急登の仙人新道も登って
今回の主目的の仙人温泉に辿りつきました。
温泉も気持ちがよく、
バンガローも快適で、合宿気分で、楽しかったです。
高橋仙人、ありがとう
そして、一緒に歩いた仲間の皆さん、ありがとう
今日も楽しい一日でした。
m(__)m

 

ご一緒した方のHP.ブログ
はうさん    フィンさん  



*行動時間    7時間35分(休憩時間 1時間50分)
               真砂沢ロッジまで   1時間55分(休憩時間 25分)
               真砂沢ロッジ       15分
               二股まで          55分
               二股             10分
               仙人池ヒュッテまで  2時間(休憩時間 15分)
               仙人池ヒュッテ      40分
               仙人温泉まで      1時間40分(休憩時間 5分)              

*画像協力 感謝です
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