678 錫杖岳 (北アルプス)
岐阜県高山市 2168mm |
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H23年10月1日 |
はうさん、finさんと3人 |
中尾温泉口駐車場〜笠ヶ岳クリヤ谷登山口〜 |
錫杖岳 山頂にて
10月2日
4:30 起床〜5:10 出発〜R156〜5:30=5:40 コンビニ〜R471〜6:10=6:20 トイレ休憩〜6:35 中尾温泉口駐車場 着
6:45 出発〜6:55 笠ヶ岳クリヤ谷登山口〜7:20 岩屋通過〜7:45=7:50 休憩〜7:55 錫杖谷(登山道)分岐〜
8:00=8:10 クリヤ谷 休憩 渡渉〜錫杖谷本流〜クライマー道〜錫杖岩屋〜8:40 クライマー道分岐〜錫杖谷本流〜
9:20=9:30 二股 休憩〜右手の沢遡行〜9:55 笹藪トラバース〜10:00 真ん中の沢に〜
10:30 大木場の辻と錫杖岳のコル 笹薮〜10:40 ピークに〜11:00 ザレ場〜
11:20=12:15 山頂 ランチ〜12:30 ザレ場〜12:45 コル 笹藪に〜13:05 左手の沢(左俣の右支流)〜
13:50 二股〜14:05=14:15 休憩〜クライマー道〜14:50 錫杖岩屋〜14:57 クライマー道分岐〜錫杖沢 渡渉〜
15:20 登山道分岐〜15:45=16:00 クリヤ谷 渡渉 休憩〜16:25 登山口〜16:30 駐車場
16:40 中尾温泉口駐車場出発〜17:05=17:35 平湯バスターミナル 温泉〜R471〜R156〜高山清見道路〜18:20 清見IC〜
19:00=19:40 ひるがのSA クラックひるがの 夕食〜20:30 各務ヶ原IC〜R21〜
20:50=21:00 くぼちゃんの家 解散〜21:30 帰宅
10月2日
4:30 今日はいよいよ錫杖岳に登ります。緊張します。
5:10 ホテルを出発して、R156から穂高温泉郷に向かいます
5:30=5:40 コンビニで食料を買います。
画像は無いけれど、、finさんここでカップ焼きそばの大盛りを食べる、、朝から、、唖然としました (-_-;)
笠ヶ岳が美しい
平湯峠を通り平湯I.C口信号を左折してR471に入る。
栃尾温泉の蒲田川橋を渡りすぐに右折して
6:10=6:20 露天風呂の駐車場でトイレ休憩。
蒲田トンネルを通り、トンネルを出たらすぐに中尾温泉に入る交差点があります。
道路右側のヘリーポート横に駐車場があります
6:35 ちょっと予定より遅れて,中尾温泉口駐車場に着きました
車は何台か停まってますが、、クライマーの方かな?
この日は錫杖岳登山組は、結局私達以外は単独の方2組だけでした。
槍の穂先が良く見えてます
6:45 支度をして出発します。
新装になった槍見館の横を通ります。
クライマーの3人組の方が登って行かれます
6:55 笠ヶ岳クリヤ谷登山口から、登山道へ入る。
ジグザグの道をクライマーの方たちの良いペースに引っ張られて登る。(^_^;)
7:10 第一飯場跡かな?
尾根のちょっと開けた場所が第一飯場跡らしい、、周りは杉の植林帯
7:20 岩屋通過、このあたりは岩がゴツゴツした登山道でした。
7:25 最初の渡渉
この渡渉で右足、、ドボン、、(^_^;) 先が思いやられます。(-_-;)
ブナの気持ちよい登山道を登りますが、、
7:45=7:50 衣類調節で休憩します
見えているのはクライマーの登るあたり? ツリバナが可愛い。
クリヤ谷の渓谷を左下に見ながら、岩ゴツゴツの道、濡れていると滑りやすい道でした。
錫杖沢出合手前で素晴らしい大岩壁がみえます
空も青い、、(^^)v 山頂方向、、あそこまで登る。
沢を詰めて、コルから右手に行き、岩群の左手に回り込んで山頂、、イメージです。
沢の上部、、かなりの急登です(^.^;)
7:55 錫杖谷(登山道)分岐
左手にテープが木の枝につけられているところが、錫杖沢がクリヤ谷と出合う地点。
笠ケ岳への登山道は右手に、私達は左手の踏み跡へ下り加減に入ります。
8:00=8:10 錫杖沢出合
テントが一張ありました。錫杖岩壁のロッククライマーたちのテン場。
休憩します。finさんから「みかん米粉もち」みたいなのをいただく。m(_ _)m
錫杖谷本流からクライマー道
ここから錫杖沢を登ってもいいし、沢の右手の赤布の印がある道があります。
これがクライマー道で、そのまま行くと岩場の下に行ってしまうので、
出合いから約30分くらい登った所で、まっすぐ行かず左手の踏み跡(左手に赤布がある)に入ります。
下に錫杖岩屋が見えてます。
錫杖岩屋の上あたり
登りは岩屋に寄らずに登って行きます。ここにもテントが一張りありました。
岩屋のすぐ右横の錫杖本沢をさらに登ります。
ここからは沢登りですが、登りにくいところは巻き道があるので、これを行きます
はうさんが先頭で付いて行きます
錫杖谷本流の傾斜はいよいよ急になり、両手、両足使ってよじ登ります。
帰ったら、腕がパンパンでした。
穂高に雲がかかってきました
焼岳方向も見えてきました
巻き道も行きます。
イワショウブがまだ咲いてました。(^^)v
山頂方向、
まだ二股まで、、遠い
振り返って展望を見る
西穂のロープウェーや西穂山荘も見えてきた
ロープウェーの駅と西穂山荘をズーム
穂高もズーム
烏帽子岩が見えてます
烏帽子岩を登るクライマーも見えます
真ん中はズーム 見えますか??
錫杖岳の岩場は、本峰から東に派生する尾根の烏帽子岩と、一気に切れ落ちている前衛フェイスです。
烏帽子岩は、みると100mくらい登るのかな〜。
前衛フェイスは、烏帽子岩と続く東尾根末端にあり、400m近い岩壁らしい。
9:20=9:30 二股 休憩
左右に沢が分かれる二股に来ました。
はうさんは前回左手の沢を登ったそうですが、左手の沢(真ん中の写真)は最初に大きな岩があります。
どちらを登っても、最終的には大木場の辻と錫杖岳の間のコルに出るようです。
前々回は、はうさん達は左俣(本流)の右支流に入らず、そのまま左俣を遡行してしまったとの事です。
赤いテープがしっかり付いているので、今回は右手の沢を行きます。
草や笹を掴んで登って行きます。振り返ると、高度感あります
水流が消えてしばらく行くと、左手の笹の斜面にテープが見えます。
9:55 沢に水が無くなって、手前が岩になってきて、赤布がついてる左手の笹藪をトラバースします。
これが、かなりの激藪で、、足は笹で滑るし、、両手で体を支えながらのトラバースでした (-_-;)
藪の写真撮る余裕無し、、入るところ、、左の写真に赤布があります。
10:00 二股からみて、岩尾根を一つ越えた真ん中の沢に出ました
ここは枯沢でしたが、かなりの急登でした。さらにカールを登り詰めて行きます。
登ってきた沢の上あたりに出ます
10:30 大木場の辻と錫杖岳のコルの上あたりに出ました
笹藪ですが、印があって、よくみると踏み跡があります。これをたどって右手に行きますが
ネットで調べていても、南の峰に間違って登ったレポもあります。
踏み跡は比較的はっきりしてますが、岩場を避けたりして複雑になって、時々分かりにくいですが
目印のテープは頻繁にあるので、これを忠実に追えば大丈夫です。
私は、はうさんの後を忠実に付いて行っただけですが、、。
テープを見失って、踏み跡がなくなっても、最後に見たテープまで戻って、探せば、付近に必ず見つかります。
10:40 ピークから一旦降って、大岩峰の裏側に回りこむ様に行きます。
このあたりから、コメツガの下を、這ってくぐり抜けたり、押し分けたり、またいだりして、、、
体力はかなり消耗しました。(-_-;)
回り込んで行きます
ザックが枝にひっかり、腕に擦り傷したり、、頭をぶつけたりと、向こう脛もうったりと、、油断がなりません、、。(^_^;)
前方に山頂??見えてきました
11:00 ザレ場
この手前で単独の方とすれ違いました
崩壊していて、滑りそうですが、なんとか登りました。
降りはちょっといやだな、、と振り返りました。
笠からの稜線
頼もしいはうさん。m(_ _)m
噴煙を上げる焼岳、奥には霞沢岳・六百山が
急登を攀じ登り、明るい岩場に出ると、大展望です。前に笠ヶ岳
ここが錫杖岳山頂の南端で、山頂は南北に細長い岩稜となってます
11:20=12:15 山頂 ランチ
西穂ロープウェーに穂高温泉郷、山頂の風を避けた岩陰で食事にします。
降りの事を考えると、finさんの持ち上げたビールには手が出ず、、そのままビールも帰宅しました。(^_^;)
焼岳、穂高温泉郷
両側はすっぱりと切れ落ちた絶壁、高度感たっぷり、、ありすぎて、、、
ピッケルのある北端に行きましたが、記念写真も少し引いてます(^_^;)
笠方面
西は白山から笈ケ岳・大笠山方面らしいけど、今日は見えない。
左俣から穂高の山容が、さらに右俣から奥丸山もみえてます
しかし、、2600mくらいから上は雲がかかってます
眼下には烏帽子岩などの岩峰群も。
ここが1峰で、本当の山頂は3峰にあるらしいけど、、行けません。(^_^;)
前回はうさん達は2峰の下まで行ったそうですが。
山頂往復が30分くらいと書いたレポがあったので、そのくらいかかるのかなと思いますが
降りも緊張が続きますの、、ここで山頂ということにします。m(_ _)m
2峰のモンスターズインクが口あけて、大きなパン食べてます(^^ゞ
パンに登った写真もネットで見ましたが、下まで行くと、回り込んで登れるようです。
さて、このまま展望を眺めていたいですが、帰りのこともありますので、降ります
12:30 ザレ場も岩の際を降ります。何とか通過します
相変わらず、跨いだり、くぐったりしていきます
12:45 笹藪に出て、今度はコルまで行きます。
山頂を振り返ります。大迫力です
13:05 沢に ここから、枯沢を下ります
二股から見た、左手の沢です(左俣の右支流)
かなり激くだりです。笹を掴んで降りますが、これほど笹がありがたかったのは、初めてかも、、。
この時間 クライミングの人は見えない。
笹の急坂を下って行くと、大きなダケカンバが1本立って、岩尾根が見えます。
そこにテープがあって、私たちがトラバースしてきた出て、登った枯沢があります。
左は行きに撮った写真
西穂が姿を現しました
巻き道通ったり、して、行きに嫌だなと思った二股近くの大岩まで来ました
残置ロープで下ります。ロープがあって良かった。
残置ロープがあって、助かりましたが
ここは残置ロープが無くて、、足が着かない、、(^.^;) あと5センチなんだけど、、
先に下りた、finさんが石を積んでくれて、何とか下りました m(_ _)m
13:50 二股
ここからも、気が抜けません
はうさんに指示してもらって、下ります
巻き道のテープ、藪に入って、巻きます
14:05=14:15 休憩します。
後もうひとがんばりで、、。
オヤマボクチも咲いていた
シモツケソウも咲いていた
14:50 帰りは錫杖岩屋に降りてみます
14:57 クライマー道分岐
戻って、振り返って、右がクライマー道、、登りはこのまま行くと岩壁、私たちは左手に登って行きました。
この後、錫杖谷出合いを渡渉しますが、ここは水が少なかった
さらに下ります
15:20 登山道分岐に
15:45=16:00 クリヤ谷 渡渉 休憩
ここで滑って、見事に腰までドボン (;_;)
靴を脱いで、靴下を絞って、、まだ寒くなくて、降りでよかった。
帰りに山頂近くですれ違った単独の、もう一人の方が降りてこられました
やはり、藪で道を間違えられたようです。
ここが第一飯場跡
ここから方向を変えて、ジグザグ下ります
ブナ林、、あと少し
槍見館に出ます。
16:25 登山口
16:30 中尾温泉口駐車場着
後続の単独の方は全国の分水嶺の稜線を歩かれていて、本も出版されたと伺いました。
16:40 駐車場出発
17:05=17:35 平湯バスターミナル 温泉
平湯の森は混んでそうで、バスターミナルにある平湯温泉に行く
受付で17時半までといわれて、急いで入る。
誰もいなくて、貸しきり状態でした。(^^)v
R471〜R156〜高山清見道路〜
18:20 清見ICから東海北陸自動車道に乗ります
19:00=19:40 ひるがのSA
おなかが空いていて、早速食事に、SAの食堂は行列待ち、、
奥のクックラひるがのまで行って夕食にします。
ここの階段、、3人とも、、筋肉痛で呻いて、、下りました。(-_-;)
夕食は鶏ちゃん定食でした。
20:30 各務ヶ原ICを出て
20:50=21:00 車が置いてあるくぼちゃんの家まで送ってもらって、解散します。
21:30 帰宅
錫杖岳はコンディションの良い時に登りたいと思ってましたが、
今日は晴れて、沢の水も多くなく、寒くも無く、良かったです。
笠ヶ岳の登山道分岐までは普通の登山道、その先からは沢登りでした。
沢も水量が多くなく、良かったのですが、濡れている所は登山靴でしたので、滑りやすく、緊張しました
ポイントは登山道の分岐からクリヤ谷の渡渉、
そしてクライマー道を途中まで登って行くのですが、岩小屋のところで右を行き、錫杖沢本流に戻らないといけない事
私達は二股からは、右の沢を登り、途中から笹藪をトラバースして真ん中の沢(枯沢)に出て、
急登して、大木場の辻と錫杖岳の間のコルの上部に出て、右に笹薮を行きました。
ここからは赤テープが付いていて、岩山を左手から巻いて、登っていけば山頂に出ます。
降りはコルまで降り、二股から見て、左手にあった沢(左俣の右支流)を下りました。
こちらはまっすぐに下りますが、二股手前のあたり、足が届かないところがあり、残置ロープの助けを借りました
錫杖沢出合まで降れば、後は問題ないのですが、、最後の渡渉で滑って、ドボンと腰まで浸かりました。(;_;)
無事に念願の錫杖岳に登れて良かったです。
錫杖岳を登ってみると沢登りと藪漕ぎの山で、最初に抱いていたイメージの岩壁・岩登りの山ではありませんでした。
山頂からの360度の展望はすばらしかった。雲がもう少し上だったら、もっと良かったですけど。
はうさん、finさんありがとう。m(_ _)m
*高山〜登山口まで 1時間25分
*行動時間 9時間45分(休憩 1時間45分)
登り 4時間35分(休憩 25分)
山頂 55分
降り 4時間15分(休憩 25分)
*帰り 4時間50分(温泉、夕食含む)
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