中部ハーモニカ連盟 創立前後の事情・・・・・・岩越 清七


30年前、昭和52年に名古屋の名鉄百貨店で「ハーモニカ百五十年祭」と名づけた
イベントが催され、全日本ハーモニカ連盟・岩田皇次郎理事がモデル演奏をされ
ました。当時、中日新聞の社会部記者だった私は、少年時代からのハーモニカ・ファンでもあり、
胸を躍らせて聴きに行きました。

 名演奏に陶酔したのはもちろんですが、嬉しいことに、その岩田理事が名古屋市
昭和区に住んでおられたのです。

 翌日、ご自宅へ駆けつけてインタビューして、市民版トップ記事
「72歳、ハーモニカ人生楽し」を書きました。

 「庶民的な楽器・ハーモニカ人口はもっと増やせるはず。私も喜んで指導したい」との
ご意向で、中区の楽器店「ミサカ音波」店主から協力の申し出があり、翌年、同店に
教室が開設されました。 40余人の愛好者が集まり、NHKテレビも全国放映する盛り
上がりの中で、昭和54年に岩田先生を初代会長とする中部ハーモニカ連盟(CHF)が
誕生しました。その後の連盟の発展ぶりは、このホームページに紹介されている通りです。

 こうした流れの中で数年後、名古屋・栄の中日文化センターにハーモニカ講座が設け
られ、愛知、岐阜、三重を始め中部各地のセンターへ広がっていきました。
掲載日  2007.4.6