春の渓流は、一年の間で一番花の多い時期となります。
写真の花は、渓流の岩場によく生えているヒメレンゲ。マンネングサの仲間です。
ちなみに、名前の由来は、小さな蓮華(ハスの花)という意味らしいです。
下の写真のように水飛沫が掛かるような場所で見かけるかと思えば、乾燥した岩の上でも平気なようです。
葉は多肉質で、水分が多い植物です。湿潤にも乾燥にも強い植物です。増水したら、水に浸かってしまうような場所でも、いざ渇水状態になると乾燥した環境に一変してしまいます。
そんな厳しい環境にも生き残れる為の知恵なのでしょう。
次の草花は、昨年春も県北の渓流で見かけ紹介したタツナミソウ。
タツナミソウは、渓流だけでなく、自宅近くの堤防や田の畦なんかでも見かける事もある、ごく普通に見られる植物です。
このタツナミソウ、他にも良く似た種類があるようです。そのうち、九州に分布しているのは「ツクシタツナミソウ」、「シソバタツナミソウ」などがあるようです。でも、花や葉はみんなよく似ており、見分けるのは至難の業です。一番分かりやすいのは、茎の繊毛の形状だそうです。
これは虫眼鏡が無いと今の私には見えない世界なので、このタツナミソウは何なのかは分かりません。
写真のタツナミソウは、草丈がほんの2〜3cm位しかない小さな株なのですが、ちゃんと立派な花を付けています。
野生種の草花は、株が小さくても時期が来れば開花するものが多くあります。こんな所に野生のたくましさを感じる事ができます。
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植物 | 2008/05/01, (Thursday) 06:15 PM |
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