今期の磯のヒラスズキ釣りは、もう終了としました。
今期も、昨年秋から今年の春にかけて、随分と磯通いをしました。
私の中では、海のフライフィッシングの対象魚のなかでもっとも好きな釣りのひとつであるヒラスズキを狙う為です。
今期の結論から言うと、今年の結果は、サイズ、数ともに過去最悪の釣果となってしまいました。
秋のシーズン開幕に50cm位までの魚が釣れたのですが、11月にはちょっとエバ釣りに浮気したのがいけなかったのか・・・。
12月は、色々と多忙で結局1日しか釣行できずに釣果なし、今年1月はボウズの連続、忙しい休日は2月上旬まで続き、2月下旬にはようやくポツポツ小型が出ました。
そして3月は、上旬にようやくスズキクラスが3匹程出てくれたましたが、これを全部バラシばらしてしまいました。これから調子が良くなって来るかと思えたのですが、3月下旬に向けて、小物の数すら釣れなくなってしまいました。
結局今期は、小さい、何とかフッコクラスか?というような魚は釣りましたが、スズキサイズは結局3匹しか出ませんでした。
磯のヒラスズキを釣り始めた頃、春の磯中心に毎朝のように磯に通いました。この年の春磯は、4月いっぱい頃まで釣りに行く度に魚が出てくれた記憶があるのです。
次の年の秋は、10月頃から釣れ始め、12月一杯まで良型のヒラスズキが結構釣れたものです。
それから十数年、ここ最近はヒラスズキのサイズも数もあまり釣っていないような気がします。
原因は色々考えられます。
まず、釣行回数が激減している事。単純に考えて、釣行回数が減れば、確率的にも、魚と出会う機会が減るのは当たり前です。
そして、以前は先行者の少ない平日の早朝釣行が多かった事。
その他、もしかしたら潮流などにより、磯に接岸する魚の数の年変動が大きいのかも知れません。
ここまでは、まあ仕方が無い原因です。気長に磯通いをしていれば、いずれまた以前のような釣果があるでしょう。
しかし、何らかの環境の変化によって、宮崎周辺のヒラスズキの数が減っている。とも考えられなくもありません。
実際、今年の日向灘の海水温が平年より1℃程違い、沖のアジの漁獲高が減少しているという報道がありました。
また、同僚のイシダイ釣り師の人の話だと、日南海岸に夏頃に良く釣れるイシガキダイは、ここ最近は盛期にはほとんど釣れず、今まであまり釣れなかった県北や大分の磯で釣れるようになって来たそうです。
毎年こんな水温の異常な状態が続くのであれば、海の環境の変化に大きな違いが出てくるでしょう。藻場などの産卵場所の環境の変化や餌になる魚や甲殻類への影響など色々考えられる事がたくさん出て来ることが、素人の私にも容易に想像できます。
こうなってくると、もう釣り人の努力ではどうしようもない範疇です。
実際釣れない原因は全く分かりませんが、大きな環境の変化が背景に無い事を祈りたいと思っています。
いつまでも、磯のヒラスズキ釣りが楽しめる宮崎の磯であって欲しいものです。
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釣り::四季の釣り | 2008/04/16, (Wednesday) 06:42 PM |
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