今日は、ルースター狙いにこんな浜に行ってきました。バギーの代わりにカブ号で浜を駆け巡ります。(妄想です)
ここでの釣りはコトヒキ、セイゴ、エバのミニサイズばかりで、終了です。重い足を引きずりながら砂丘を歩いていると、黄色い花があちらこちらに咲いているではないですか。
ネコノシタという植物です。実はこの植物の花を今まで見た事はありませんでした。
浜だけでなく、私が良くヒラスズキ釣りに行く磯場の岩の間に溜まった砂地にも生えているのを見かけます。いつも葉だけの時に見ているので、こんなかわいい花を咲かせるとは思いませんでした。
この植物は、匍匐性の植物で、つるのような茎が横に這って伸びて行きます。写真では、小さな草が一本一本生えているように見えますが、多分砂の下で茎が伸びいくつかは繋がっている筈です。多分最近の台風で、砂に埋まったものと思われます。
写真では、ちょっと判りにくいのですが、葉の表面には、小さな棘のような剛毛があり、触るとザラザラしています。これが、名前の由来になったようです。
浜から砂丘の方に上がって行くと、浜の前面には、コウボウムギやハマスゲなどの割りと背の低い植物が生えています。その後ろ側にこのネコノシタがたくさん生えていました。
こういった植物は、砂の飛散を抑えて砂浜の侵食などを抑えると同時に、その後ろ側にある樹林帯を守っています。海側にこんな植物が無くなると、強風などによって砂が飛散し、その後ろにある樹林帯が砂によって葉や幹が傷ついて痛んでしまいます。
例えば、人が頻繁に通る、浜に出るための道がある所は、この前面の植物達が無くなってしまいます。そうなると、その後ろにある樹林帯は道の周辺から痛んで枯れて、後退してしまう事があります。
何気に生えているような、こんな雑草達も実はとても重要な役割を果たしているのです。
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植物 | 2007/08/05, (Sunday) 10:45 PM |
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