毎年、この時期から秋までの間、川の中流域によく釣行します。
この時期から、アユの遡上が確認でき、それに合わせて川にスズキが上がってくるからです。
スズキは、本当に身近な魚で、色々な所に出没します。
それは、港湾部であったり、砂浜であったり、河口部であったりとたいていの場所では、スズキの回遊があるのではないでしょうか。
スズキ釣りと言えば夜釣りがメインの釣り。この釣りを始めた頃はそう信じていました。仕事から帰り、晩飯を食ってさて出かけようか。そんな事を随分とやっていました。
FFで狙い始めた時も、寒い中産卵前の魚を狙い鼻水を垂らしながら頑張ったのを覚えています。
でも、その努力は結局報われず、小さなセイゴを一匹釣っただけで終わってしまいました。
梅雨時期に、淡水域に上ってくるスズキを狙いだしてからは、釣果は一変しました。この釣りを始めて1年目、こんなに釣れていいのだろうか?そう思ったぐらいだったからです。
淡水域のスズキ釣り、特に流れの中の釣りは、本来のFFの楽しさがあります。ただ闇雲にリトリーブし釣る海の釣りとは違い、狙い方を間違えば魚は出るがヒットしない。そんな釣りです。
流れのどこに魚が付いていて、どうフライを流すのか?そのためにどこにポジションを取れば良いのか?どこにフライを落とし、ラインをどう処理するのか?
流れの中のスズキ釣りは、他の淡水のフライフィッシングと同じ要素や楽しみがあります。
キャスティングからライン処理までがうまく行き、ゆっくりと流れを横切るフライ。バフっと水面が割れたと思った時には、手元のラインが引っ手繰られる。そんな瞬間がもっとも楽しい時間です。
今の所、この釣りの楽しみは数やサイズではなく、こんな所にあるのではと思っています。
| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=94 |
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釣り::四季の釣り | 2007/05/18, (Friday) 10:00 PM |
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