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同じ場所に通って見ると色々な事が見えてくる

毎年、アユの遡上時期から梅雨の終わり頃まで楽しんでいる川のスズキ釣り、最近は自宅から比較的近い河川ばかり行っています。

この川に通いだしてからもう随分経ちますが、川の地形は毎年少しずつではありますが変化して来ました。所が、今年は昨年の台風14号の影響で河川には大きな変化がありました。

 まずは、川の地形です。葦が水際まで茂っていた河原は、大増水によって流されてしまい広々としたゴロタ石の河原が広がっています。フライを振るには良い地形になっていました。

しかし、今まで好ポイントとなっていた場所はことごとく砂利で埋まり、浅くなっています。また逆に良い瀬が出来ていた場所が深くなってしまい、長い瀞場になってしまっている場所もありました。結局フライで狙う淡水域のポイントは2箇所程しかなくなってしまいました。

 更に最悪なのは、あの台風後から濁りがなかなか取れない状態が続いているのです。今までは比較的濁りは少なく、増水で濁ってもすぐに濁りが取れる川だったのですが。上流部の工事の影響なのでしょう。

 こんな川の状態を見てシーズン当初、今年のホームの川のスズキ釣りは絶望的ではないかと予想していました。でもどんな状態なのか気になって4月の中旬に様子を見に行きました。その時は釣れはしませんでしたが、スズキのバイトが1回あったのです。

 とりあえずスズキが川を上ってくる事は確認できました。そして、約1ヶ月後の5月、また様子を見に行きました。前回より更に水量は少なく平水状態。しかし水は笹濁り。今まではこんな状態になる事は無かったのですが、水量があまりにも少ないので期待は全くしていませんでした。

1箇所目のポイントでは予想どおり全く魚の反応はありません。所が2箇所目のポイントでは何と5回程のバイトが得られたのです。

 この釣行から、何となく今年のこの川のスズキが釣れるタイミングが掴めたような気がしました。

そして、1箇所のポイントでこんなにたくさんの魚のバイトを得られたのはこの川に通い始めてからは初めてです。これは、魚が付きやすい場所が減ったために1箇所に集中してしまったのではないかと考えました。現に他の場所では全く魚の反応は得られませんでした。

 また水量よりも水の濁りがスズキ釣りにとっては大きな要因になっている事が分かってきました。現に例年良く釣れる状態の水量では、全く反応がありませんでした。例年より濁りが強すぎる為だと考えられます。

タイミングを掴かんでからは釣果に恵まれた

 このポイントの下流は本当に魚が上れるのかという位水深の浅い部分があります。しかし、その上流部には何故かスズキが居るのです。多分増水時に上ってきたのだろうと思われます。

この下流部の状態を見て、これは次の増水まではスズキは川を下る事が出来ないのではないか?という思いが頭の中をよぎりました。

 予想どおり、その2日後の釣行ではスズキは確認できましたが、5月下旬の増水時は魚が移動してしまったのか全く魚の反応はありませんでした。

 シーズン当初、川の状態を見ただけでは、全く駄目だと思っていたのですが、やはりフライを振って見ないと分からないものです。お陰で今年は楽しいスズキ釣りができました。

 私の場合は、こういう条件でよく釣れるのではないかと考えれば、確かめに釣りに行く。それだけでなく釣れないのではと思っても、本当に釣れないか確かめに行ってしまい、結果的に同じ場所に通ってしまう事になってしまいます。

 釣りは、目先の釣果だけでなく、こういった思考錯誤があるからこそ面白く、深みにはまっていくものだと思っています。

 同じ場所に通っているとその場所の色々な事が見えてくるものです。








| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=58 |
| 釣り::四季の釣り | 2006/07/21, (Friday) 08:04 PM | comments (0) | trackback (0) |