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川スズキに熱中した日々(3)

 梅雨に入ってからも雨があまり降りません。ここの所の週間天気予報は、晴れマークが続いています。このまま梅雨が明けてしまうのでしょうか?川スズキ釣りにとっては最悪の条件となってしまっています。{:rn:}

ダブルハンドロッドとの出会い

 川スズキの好期が終わってしまったある日、ある本屋さんで、フライフィッシングの雑誌を立ち読みしていました。確か川を遡上するサーモン釣りの記事だったと思います。

 ダブルハンドを使って大河川を釣っている写真が載っていました。紹介されていたのはシューティングシステムに軽いモノフィラのランニングライン、あの有名な人が考え出したパワーウエットシステムでありました。

 シングルハンドで遠くのポイントを狙うと、どうしても手前のラインが水面に着水します。遠投すればするほどラインの水抵抗を増やし、ドラッグが激しくなるのです。

これを回避する為、ランニングラインを軽いものにし、竿を立てて空中に保持します。ダブルハンドロッドは遠投も容易、竿が長い為遠くのポイントを狙っても、ランニングラインを空中に保つ事が容易なのです。

 その記事を読んだ時、川スズキのストリーマーフィッシングでの激しいドラックに悩まされていた私は、これは川スズキにも使えるなとすぐに考えました。

 対象魚は違っても、この方法は、川スズキ釣りにはぴったりの釣り方ではないかと思いました。行きつけの店の店主にその話をすると、ダブルハンドロッドを貸してくれるいってくれました。

 その竿を借りて、川で使えるかどうか試して見ました。キャストは最初からうまくは行きませんでしたが、少し練習すればすぐに使えそうな感触だけは得ることができたのです。

 思い切ってダブルハンドロッドを注文しました。そして翌年の春には、そのロッドは手元に届きました。

 川スズキの盛期にはまだちょっと早い5月、まとまった雨が降り川が増水しました。昨年ルアーで初めて川スズキを釣ったポイントに初めての実釣に行って見ました。ダブルハンドでの釣りはどんな具合か、盛期前に感触をつかんでおきたかったからです。

 キャスティングは、快適でした。シングルハンドロッドで大変な思いをした距離は軽く飛び越し、川幅の狭い所では飛んで行くラインを止めないと、対岸を釣ってしまうほどでした。バックの葦もそれ程気にならなくなりました。

 なによりも感激したのは、フライの流れ方でした。シングルハンドロッドで、あれほど苦労した流芯の早い流れの向こう側は、ヘッド部を流芯の向こう側に投げ、竿先を高く保持することによって、急激なドラッグが全くかからないのです。

 単調な流れの瀬では、極端な言い方をすれば投げて、竿を立てておくだけで流れの中をフライがゆっくりと横切ってゆくのです。

初めての釣果

  そして、練習のつもりで行った川で、あっけなくスズキが釣れてしまったのでした。

昨年あれだけ苦労して、小さなアタリだけしかなかった昨年はなんだったのでしょうか?

サイズは大きくありませんでしたが、本当に感激ものでした。

 昨年釣れなかった原因は、やはりフライの流し方にあったようです。(続く)








| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=20 |
| 釣り::回顧録 | 2005/06/28, (Tuesday) 05:34 PM | comments (0) | trackback (0) |