前頭葉



前頭葉(英: Frontal lobe)は、大脳皮質の中心溝より前の部分。
前頭葉は両側の大脳半球の前部に存在し、頭頂葉の前側、側頭葉の上前方に位置する。
ヒトの場合は大脳皮質全体の3分の1を占める。

前頭葉の中には
第一次運動野(4野)、
運動前野(6野)、
前頭前野(9、10、11野)、眼窩野(がんかや。12、13、14野)
などの部位がある。

前頭葉の機能
前頭葉の部位ごとに機能は異なっており、
第一次運動野と運動前野は随意運動に関与しており、
前頭前野のほうは注意・思考・意欲・情操の「座」(機能をになう部位)となっている。
前頭葉の持つ実行機能 (英: executive function) と呼ばれる能力は、
現在の行動によって生じる未来における結果の認知や、
より良い行動の選択、
許容され難い社会的応答の無効化と抑圧、
物事の類似点や相違点の判断に関する能力と関係している。

前頭葉は、課題に基づかない長期記憶の保持における重要な役割も担っている。
それらはしばしば大脳辺縁系からの入力に由来する情動と関連付けられた記憶である。
前頭葉は社会的に好ましい規範に適合するようにこのような情動を調整する。

大脳皮質のドーパミン感受性ニューロン(ドーパミン受容体)
の大半は前頭葉に存在する。
ドーパミン系は報酬、注意、長期記憶、計画や意欲と関連付けられている。
ドーパミンは、
視床から前頭へと伝えられる感覚情報の制限、および選択に関連しているとされている。